ドラムがクリブダの次のフレーズを読む。
「バシ~ン・ズダ~~ン」ドラム・サックスのインタープレイ。
音の渦巻きが音場環境をのみ込み舞い上げる。

②『Well You Needn't/Ernie Krivda(ts)』(87)
アーニー・クリブダ(ts)、チップ・ステフェンズ(p)、ジェフ・ハルジー(b)、
ジョー・ブリガンディ(dr)。
アルバム①に続き、これも凄いインタープレイ。
そしてその迫力にド肝を抜かれる。
80年代以降の演奏で、このインタープレイの巧さはダントツ。
アルバム①に続き、これも凄いインタープレイ。
そしてその迫力にド肝を抜かれる。
80年代以降の演奏で、このインタープレイの巧さはダントツ。
メンバー同志の息の合った即興的・瞬間芸は貴重。
アルバム①から2年後のライブで、同じメンバによる録音。
2年以上の同一メンバ、だからクリブダのフレーズの癖を全員で熟知。
2年以上の同一メンバ、だからクリブダのフレーズの癖を全員で熟知。
だからこそ出来る素晴らしいプレイだ。
オリジナルは1曲だけ。
だが、テーマは変わってもアドリブの違いはさほど無い。
強いタンキングで1音1音をブチ切る。
オリジナルは1曲だけ。
だが、テーマは変わってもアドリブの違いはさほど無い。
強いタンキングで1音1音をブチ切る。
「バッ、バッ、バッ、ギャッ、ギャッ、ギャッアア~~」。
ガ鳴り突けるように吹き荒らす。
クリブダのフレーズ・手癖からリズム陣は次のフレーズを読む。
一瞬のタイミングでドラムがクリブダに合す。
一瞬のタイミングでドラムがクリブダに合す。
まさしく、ドラムとサックスのトルネード。
音の渦巻きで全ての音場環境を巻き込み、宙高く舞い上げる。
音の渦巻きで全ての音場環境を巻き込み、宙高く舞い上げる。
これがジャズの原点・醍醐味。こんな演奏が中々聴けなくなった。