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だらずだらじゃず・本音ジャズ

(続)№3 放て、フィヨルドに《(Finland)イーロ・コイヴィストイネン(ts)》

♪~ご訪問ありがとうございます。
  ジャズサックス「イーロ・コイヴィストイネン」のレコード紹介です。~♪

北極海の山に、クールなラッパが響く。
エコー・ラッパに、レピにエレキギターが。
「がむしゃら」感を捨て、ニュージャズ挑戦か?
 
一句
 “フィヨルドの うごめく ラッパ裂く”


③『フォー・チュールドレン』(70)
《For Children/Eero Koivistoinen》
イーロ・コイヴィストイネン(ss,ts)、
アッチラ・バーガー(g)、マイク・コスキネン(tp)、
ドン・バネ(p,ep)、エスコ・ロスネル(ds)、ペッカ・サーマント(b)、他。
 
《Eero Koivistoinen Blog紹介》


北極海の山に響き渡る音は、まさしくクール。
そんなラッパの音が、エコーに響く。

テーマをゆったり奏でるコーの効いたラッパ。
淡々と刻む8ビートのドラム。
そして、エレピにエレキギターが響く。

無味無臭な音が、存在感薄く漂っている。
と思えば、鳥のさえづりが・・・。
そしてエレピが、ソプラノの澄んだメロディーが。
何てっぽい音創り何だろう、と呆れてしまう。

当③は①『Odysseus』(69)の翌年の演奏。
①は「むしゃら」ハード・バップだった。
フィンランド部隊が、氷をも溶かす勢いで攻めまくった。

当③もALLフィンランド勢のプレイである。
①とは真逆に、電気サウンドの鳴りまくり。
がむしゃら感は吹き飛び、「がしゃしゃ」と音が鳴るだけ。

この音創りは、70年代ニュージャズへの挑戦?
だろうなぁ~、と一応理解はするのだが。
電気エコーの雰囲気に酔ったっぽさが、どうもやるせない。
 
 一句
 “フィヨルドの うごめく ラッパ裂く”

「Bitter-Sweet」。
この曲はフィンランド・ジャズの王道をいく曲。
①の「がむしゃら」感から、一歩物「らしさ」で迫る。

イーロの一生懸さが伝わる迫真のプレイだ。
だが、ピアノソロがもどかしくて。
へぼいドラムが足を引っ張り、緊張感は無くて。
グループでは、まだまだだぁ~と思わざるを得ないです。
 
♪~ 「Five Blue Tones」ニュージャズ?気エコーに酔っ払いそうで。


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