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だらずだらじゃず・本音ジャズ

№10 生ピが飾る《チック・コリア(p)》

♪~ご訪問ありがとうさまです。
  ジャズピアノ「チック・コリア」のレコード紹介です。~♪
 
ギクシャクたうつ、テナーのB.ウォレス。
セロニアス・ンクが、テナーを吹いたか?
生ピで突っ込む前衛コリア、リル満喫です。
 
一句
 “ねじ伏せろ たうつテナー 絡み合い”


⑩『ザ・ベニー・ウォレス・トリオ&』(82)
《The Bennie Wallace Trio&Chick Corea》
チック・コリア(p)、ベニー・ウォレス(ts)
エディー・ゴメス(b)、ダニー・リッチモンド(ds)。
 

《Bennie Wallace(ts) Blog紹介》

リーダーは、テナーのベニー・ウォレス。
このテナーは、これまた奇妙奇天烈。
まるで、大が上下にのたうってるようなフレーズ。

1音毎に上に下へと、音がのたうち回る。
まるでセロニアス・ンクがテナーを吹くような。
こんな暴れテナーと知性派コリアが協演する。

ウォレスはピアノスが多いのだが。
何で又、コリアと協演なのか?と想うのです。
のたうちテナー&コリアの対応に興味は湧く。
何よりコリアの生ピ&4ビートが聴けるのが最大のびだ。

コリアのオリジナル「Mystic Bridge」。
これは何の変哲もない4ビートプレイ。
ウォレスは上下のたうちフレーズを繰り返す。
対抗するコリアは、通っぽくノーマルでちょっと残念。

ウォレスオリジナルの「The Bob Crosby~」。
「ギクシャク・タガタ」のテーマが面白い。
曲調に合わせるコリアのアドリブは、流石です。

一歩前衛に入り込んだ新さが、何とも新鮮。
ウォレスに対応させたギクシャク・プレイ。
生ピが繰出す音が久々で、生々しく壮大さを感じる。
 
 一句
 “ねじ伏せろ たうつテナー 絡み合い”

80年代のコリアは、生ピの4ビート界隈に回帰。
この頃のコリアが、最も聴き応えがある。

だが、後半はクラシック界との協演に没頭。
天才肌の方は、まるで糸の切れたのようで。
何処に飛ぶのか・・・?、と思ってしまうのです。
 
♪~ 1曲目は「The Bob Crosby~」 ギクシャクな絡みがリルものです。


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