AKEの徒然なる毎日

こころの想いのままに・・・私の足跡を記す

「心理的なパンデミック」

2005年12月19日 | 徒然なる日々
今朝、今週号の週間ダイヤモンドと日経ビジネスを買ってきた。

そのうちの日経ビジネスの最後のページ、裏表紙の次のページに
「終わらない話」というのがある。
伊藤忠商事会長 丹羽宇一郎氏の
国を滅ぼす「もう1つの感染症」と言う記事を読んだ。

「パンデミック」とは感染症が広範な地域で大流行することを言うそうである。
鳥インフルエンザの拡大で認知度が高まったと言う。

そして、もう1つのパンデミックとは「心理的なパンデミック」だと言う。
「無意識・間接・追従症候群」・・・「間接的なゴマすり症候群」

会社では、会社の将来を決めるための役員会が、社長の方針を追認するだけの場となっている。(どこかで聞いたような、見たような・・・)
人間は失いたくないものが増えると、無意識のうちに保身の気持ちが出てくると言う。私の周りの人たちを見ていても感じる…だからイヤなった。
異論を唱えると「やめてくれ」と言われてしまう、黙っていれば、何も変わらない。

丹羽氏は言っている
企業が失敗する条件が3つある。「保守(保身)」「思い上がり」「自己満足」。どの要素にも底流には「私利」の心がある。
でも、そんな人は自分は違うと思っている、それは他人事と。

政治の世界もそうだと言う。
絶対的な権力を前に「おかしい」と誰もこえをあげない・・
国民が不感症になりつつあるという。
世の中がおかしい、みんながおかしいと思うのならば
やっぱりおかしな世の中なんだと思う。

リーダーの本来の役目は「私利」を抑えることにある
といっている。
現実には私利私欲に走っている大勢の政治家、役人、経営者達・・・

今の時代、自分のことしか考えていない人が多い
だから毎日いやな事件が続くのだ

身近なところから、隣の人のこと考えてみよう