「一年だけの結婚」をお買い上げいただき、ありがとうございました。
デジタル配信も始まりましたので、
設定で「ここはわかりにくかったかなぁ」というところを
つらつらと説明という名の言い訳(笑)をしたいと思います。
それは、ヒーローの遺産相続の設定です。
原作と微妙に変えてしまった上に、簡単に説明しようとして、かなり端折ってしまいました(汗)。
原作では、確か、
スティーヴンの両親とデリクの父親は、事故で亡くなってまして、
祖父からの遺言で、スティーブンはデパートを、デリクと母親はその他の遺産を受け継ぎました。
しかし、祖父が、ダンベリー家の行く末を案じて、孫のどちらかが結婚して、子孫を残す方にデパートの株を多く譲るという、とんでも遺言を残したんですね。
どちらも結婚してない時は、デリク母が株の5%とって、残り95%を二人で分けることになってました。
こうなるとデリク親子がデパートを自分の物に出来るわけです。
こういう遺言を残すじーさまもどうかと思うのですが(笑)
で、これをデリク親子は利用したのです。
ただ、この辺の数字を出すと、説明だけで枚数がかかる上に、わかりづらくなっちゃう、と。
なので、コミックの方では「どちらかが結婚していること」に重点を置きました。
スティーヴンの誕生日がデリクより1日早いので、
デリクが結婚できれば、そこでデパートはデリクの物になるはずでした。
しかし、自分の浮気で破談になりました。
デリクがあんなに余裕だったのは、スティーヴンに結婚する気配がなかったからです。
デリクは、スティーヴンが結婚しなければ、GFの中から適当に選んで結婚するつもりでした。
作中の「自分と結婚したがる女はいくらでもいる」はそういうことです。
でもスティーヴンとキャサリンの結婚で、先を越されたので不可能になりました。
どこまでも詰めが甘い母子でした。
ということで、説明すればするほど、わかりづらくなった気がするのはなんでなんだろう?(笑)
ま、まぁ、よくわからなくても、大丈夫かと思います。
今度から、もう少し設定説明が上手く出来るようにならないと、と思いました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
お疲れ様です。