人生第4章目~気づきから学べること~

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人生第二章目 無視から始まる仲間割れ

2023-11-19 06:51:00 | 日記

中学1年生の後半から、
カナエ、チハル、マナミ、ユキノ、ナツミと
部活が一緒になり、仲がよくなるようになった。

週末は、常に遊んでいた。
そんな中、中学2年生になり、手紙交換が
流行るようになっていて、些細な出来事から
関係性が少し変わり始めてきていた。

最初のターゲットは、ナツミだった。
誰が言い始めたのかはわからないが、
手紙交換という、もらった人にしか
分からない内容の中で
〇〇ムカツク、〇〇キモイ、〇〇ダサイ、
〇〇を無視しよう、
〇〇をグループから外そう
などという言葉がでるようになっていた。
多分、男子からモテるというだけの、
嫉妬や妬みからくるものだったと思う。

ナツミは、2週間ほどグループから外され
また少しずつ戻ってきた。
ナツミがグループに戻されると、次はだれを
グループから外す?という会話に。
カナエがグループから無視され、
外されてしまった。

このグループに居るといつかは
グループから外されてしまうという
緊張感が出来ていた。

私は、そんなこともうしたくないと
考えて、チハルとユキノと3人で
話し合いをすることにした。
もう、そんなことをするのはやめよう。
ドラマの話や、お笑いの話など
くだらない些細な話が出来ればいいよね!
と、盛り上がり、座談会という名前を
つけ、なにかある度に3人で会う約束を
した。
しかし、またナツミがターゲットになって
しまった。
座談会は、2、3回しか開かれることは
無かった。。
私は、誰も信用出来なくなっていた。
学校帰りに一緒に帰ることも辞めた。
私がしようとしてたことは無意味だったことを
思い知らされた。

この頃から、気の合うサオピーとポンと
3人で帰るようになっていったと思う。
サオピーとポンは、お互いに、日頃の学校生活や家庭のことなど素直に話し合えることが出来た。
家の近くまで来て街灯の灯りがつき始めても、しばらく、面白可笑しく3人で話していられるのが楽しかった(^_^)
当時、話していた内容や、なんでおもしろかったのかは、全然覚えていないが、今思い出しても楽しかった記憶として残っている。

グループに身を置きながら何も出来ずにいた
私は、少しずつグループから距離をとろうとしていた。

ある日、カナエたちから、今度はチハルを
外すという案がでていた。
私は、なんとなく、チハルがこのグループを
牛耳っているように感じていたから
そんなことになっても仕方ないのかな、と
感じていた。
自分じゃなければいいや、とも思っていた。

チハルから、私が今度外されるんでしょ?
お願いだから、助けて。と懇願された。
最初にお願いされた時は腹立たしかった。
カナエもナツミも、きっと外されるまえは
そんな気持ちだったんじゃないか。
だから、座談会で辞めようと話あったんじゃないのか。
それを無視して、みんなに同調して繰り返してきたから、こんなことになったんじゃないのか。
でも、私もみて見ぬ振りして、同じグループに居たのは事実。
私も、一緒に同調してたのと一緒だ、と思った。
そんな自分で生きていくのは嫌だ、と思った。
次の日、気持ちは重かったが、チハルに私の想いを告げた。
私も、みんなと同調してた、チハルの代わりに私が、外れてあげるよ。
心の中で、私の決断を忘れてほしく無かった。
きっと、先の未来で分かってくれると信じてた。
カナエたちにも、私を外して、と告げた。
何言ってんの、って顔されたけど、
元々、私は転校生で、一人だったし、
元に戻っただけだ、と、心に言い聞かせた。

3年生になったと同時に、グループの誰とも
話さないし、話しかけない、生活になった。
クラス替えは、最悪だった。
仲のいい友だちなんて、居なかった。
カナエとチハル、、チハルとだけは離れたかった。
決まったものは、仕方ない。
元々、一人で居るのは慣れては居たはずなのに、段々寂しくなってきた。
休み時間は、決まって隣のクラスのサオピーとポン、マナミに話しかけに行っていた。
同じクラスで話せるのは、男子のミッチーだけだった。特に3学期の後半は隣の席だったから、助けられた。
隣のクラスと合同だから、体育の時間に、はしゃげるのが一番楽しかった。
クラスに居るだけなのに、授業中は心が重かった。どうしても辛い時は、保健室でサボった。
カナエとは、塾が一緒で家も近かったし、一度外されてるからか、徐々に仲を取り戻しつつあったと思う。

2学期の後半に、隣のクラスのノムラ先生から
統計グラフを作りたいから手伝ってほしいと、頼まれた。
3人がいい、という事でクラスの垣根を越えて、ポンとカナエと私で手伝うことになった。
3学期になって、ノムラ先生が作った統計グラフが賞を取ることが決まった。
私たちは、ただ手伝っただけだったのに、ノムラ先生の代わりに賞状やメダルなどを貰うことになった。
大きい賞だったので、平日のみんなが授業を受けている間、電車とバスを乗り継いで、大きいホールで賞状を貰うことが出来た。
4人だけの校外学習みたいで、楽しかった。

あっという間に、卒業式も近づいてきていた。
チハルは、3学期に入ってからも、相変わらずだったが、卒業式が近づいてきた頃に、普通に話しかけてきた。
別に、私はもう気にしていなかったし、話しかけてきたら、普通に話をしようと決めていた。
以前の自分とは違う、なぜか爽快感があった。
もう、こんなことに加担したくないし、しないと心に決めた。


大人になって気づいたこと

当時は、自分がグループから外れることで、仲間割れが防げると思っていたが、人の性格は簡単には変わらない。
結局、みんな自分が大事で、自分のことしか
考えていないのだ。
だから、私が身代わりになる必要なんて無かった。
自分を傷つけたところで、周りは変わらない。
私も自分を大事して、おけばよかった。







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