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自民大勝、安倍政権へ 地に愛のついた政治を
またしても、小選挙区制のすさまじいまでの破壊力である。総選挙は、自民、公明両党が参院で否決された法案を再可決できる320議席を確保する大勝となった。自民党の安倍総裁を首相に、3年ぶりに政権に返り咲く。
かたや民主党は衝撃的な大敗を喫した。退陣する野田首相は党代表の辞任も表明した。勝者と敗者の議席差はあまりに大きい。
だが、過去2回の総選挙のような熱気はない。最大の理由は、3年前、政権交代を後押しした民意が民主党を拒み、行き場を失ったことだろう。「第三極」も幅広い民意の受け皿たりえなかった。その結果、地域に基盤をもつ自民党が、小選挙区制の特性もあって相対的に押し上げられた。それが実態ではないか。
投票率は大きく下がった。世論調査での自民党の支持率も2割ほど。安倍氏は昨夜「自民党に100%信頼が戻ってきたわけではない」と語った。安倍氏はそのことを忘れず、大勝におごらぬ謙虚な姿勢で政権運営にあたってほしい。
自民党の公約には強腰の項目が並ぶ。憲法を改正し自衛隊を国防軍に。集団的自衛権の行使を可能に。尖閣諸島に公務員を常駐させる。政府主催の「竹島の日」の式典を催す。だが、それが本当に日本の安全につながるのか。
戦前の反省をふまえた、戦後日本の歩みを転換する。そうした見方が近隣国に広がれば、国益は損なわれよう。米国からも日本の「右傾化」への懸念が出ている折でもある。
課題は山積している。社会保障と税の一体改革を前に進め、財政を再建する。震災復興や自然エネルギーの開発・普及を急ぎ、経済成長の道筋を描く。日米関係や、こじれた近隣外交を立て直す。
利害が錯綜(さくそう)する複雑な問題を調整し、ひとつひとつ答えを出す。いまの世代のみならず、将来世代にも責任をもつ。安倍氏に期待するのは、地に足のついた実行力にほかならない。
前回の安倍政権では靖国神社参拝を控え、村山談話や河野談話を踏襲して、日中関係を立て直した。そうした現実的な知恵と判断こそが重要である。
民主党をはじめ野党との信頼関係をどう築くかも、新政権の安定には欠かせない。
現状では、少なくとも来夏の参院選までは衆参の「ねじれ」が続く。安倍氏は自公連立を軸に、政策ごとに連携相手を探る構えだが、とりわけ参院で第1党の民主党の存在は重い。
(中略)民主党にも言っておきたい。惨敗したとはいえ、これで政権交代が可能な政治をつくることの意義が損なわれたわけではない。自民党に失政があれば、いつでも交代できる「政権準備党」として、みずからを鍛え直す機会としてほしい。(2012.12.17 朝日新聞社説)
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「朝日の読み方」というのがあります。それはご存知の通りそのまま読んではいけないということであります。朝日はシナ共産党の日本支局であることを充分認識し、強く正しい日本となることは徹底して嫌がり、非難します。特に“安倍嫌い”の“安倍叩き”は度を越しています。ですから私のようにひねくれた人間以外は朝日を読まない方が賢明であります。
上の朝日の社説からいくつか取り出して見てみます。・・・
「地域に基盤をもつ自民党が、小選挙区制の特性もあって相対的に押し上げられた。それが実態ではないか」とあります。
これは実態ではなく、朝日がそうしたいのであります。今回の自民党の勝利は「地域基盤」でもなく「小選挙区の特性」という以上にズバリ、安倍総裁の「国家観」にありました。国家を語っているのは安倍自民党のみで、他の政党の主張と違うのはこれであります。
「自民党の公約には強腰の項目が並ぶ」として、「憲法を改正し自衛隊を国防軍に。集団的自衛権の行使を可能に。尖閣諸島に公務員を常駐させる。政府主催の『竹島の日』の式典を催す。だが、それが本当に日本の安全につながるのか」
これこそ日本の安全に繋がることであります。これは「強腰」とは言わず「普通の国」になるということです。戦える憲法も国防軍も尖閣常駐も竹島の日式典も、全て普通の国になるということです。
「戦前の反省をふまえた、戦後日本の歩みを転換する。そうした見方が近隣国に広がれば、国益は損なわれよう。米国からも日本の「右傾化」への懸念が出ている折でもある」
「戦前の反省」とは何か? またいつものように「勝てない戦争をした」ことを言うのでしょうか。あの戦争は仕組まれた戦争であるので、勝つ勝てないにかかわらず、どの道戦争に追い込まれていくようになっていたのです。日本としてはどの段階で戦うかということしか選択肢がなかったのであります。
ですから「戦前の反省」は大きな勘違いであって「戦後の反省」が正しい使い方なのです。「戦後の反省を踏まえた、戦後日本の歩みを転換する」と言うのが正しい使い方です。
またこれで騒ぐのはいつも近隣諸国だけです。その他の国は騒ぎません。しかも日本を非難して国益を損ねるのは近隣国の方なのであります。「右傾化」も別に悪い用語ではありませんから気にする必要もなしです。
「民主党にも言っておきたい。惨敗したとはいえ、これで政権交代が可能な政治をつくることの意義が損なわれたわけではない。自民党に失政があれば、いつでも交代できる「政権準備党」として、みずからを鍛え直す機会としてほしい」
これは絶対にあり得ないことであります。
なぜなら民主党のこの3年間は民主党の核となる中心的人物による政権たらいまわしで、いつも同じような人間が政権に入り、民主党の無能ぶり、人材の無さを多くの国民に知られてしまい、それが今回の選挙結果となったのは承知の通りです。これならば「自民党の失政」の方が遥かにましであり、民主党政権の悪夢がまた繰り返されるなど考えられないことなのです。ましてや民主党というのは責任を取らないのです。無能に加えて無責任、無関心なのです。これは例えば総理大臣が閣僚の不祥事を追及されても「それはその個人が説明を果たすべきである」と言って自分には任命責任もないような不道徳さを何度も見せつけられたことでわかります。
さらに言えば、民主党自体に離党者が続出して、すでに政党の体はなしておらず、自分勝手、我がまま、不道徳の烏合の衆となって、とても責任政党として「交代」できるような政党ではないのです。
朝日が民主党に何を期待して「政権準備党」と言うのか、今すぐきちんと示すべきでありましょう。
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相変わらずアサヒは石原の爺ちゃんが大嫌いのようだなw
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