12月6日に選挙が行われれることが決定しましたが、選挙のたびに問題になるのが「一票の格差」です。一票の格差ってなんなんでしょうか。そして、なぜ問題になっているのでしょう。今回は、一票の格差の意味と問題点についてお伝えします。
一票の格差ってなんだろう?
一票の格差とは、選挙をするときに地域によって一票の重みが変わってしまうことを指します。例えば、A地区では有権者が100人いて、B地区には20人の人がいるとします。そして、どちらの地区からも一人の議員が選ばれるとすると、A地区は100人に対して一人の議員、B地区は20人に対して一人の議員となり、B地区の一票はA地区の5倍の重みを持つことになります。
格差があると何が問題なのか?
一票の格差の問題点を考えるためにある高校を考えてみます。A高校では、普通科と音楽科があります。普通科は1クラスしかなく、全体で40人います。音楽科は2つクラスがあり、1クラス10人なので、全体で20人です。今回、文化祭の時の体育館の使用について問題になりました。クイズ会を開きたいという意見と音楽会をやりたいという意見があったからです。
そこで、この高校ではクラスごとに代表者を出して議論することにしました。各クラス真っ二つに意見がわれたのでそれぞれのクラスで選挙が行われました。結果、以下のような結果になりました。
上記のように普通科からは、クイズ会派の人が一人代表としてでます。一方で、音楽科からは音楽会派の人が二人代表としてでます。
話合いがまとまらなかったため、多数決を取ります。すると、クイズ会派の人は一人、音楽会派の人は二人なので、音楽会をやることに決定しました。
しかし、よく考えてみてください。音楽会をひらきたいと思っている人、クイズ会を開きたいと思っている人、トータルで考えると以下のようになります。
つまり、クイズ会派の人のほうが多いのです。しかし、代表者を選ぶことで全体の意思が全く違ったものになってしまうのです。
世代間格差と地方・都市部格差
日本でいま起こっていることは、地方から都市部への人口の移動です。仕事が多いなどの理由で、多くの若い人たちは都市部に集まっていきます。結果として、以前の選挙区では都市部の一票の重みが軽くなり、地方の一票が重くなる、一票の格差がうまれてしまうのです。
中でも特に問題なのが、世代間格差です。都市部へ移動する人は主に若い世代であるため、一票の影響力が小さい層は若い世代に集中してしまいます。結果として、地方に多く住んでいる高齢者寄りの政策が優先されるようになってしまいます。
しかし、一方で地方の票が都市部の票よりも重いのはそこまで悪いことではない、と主張する人もいます。というのは、完全に人口によって選挙区が決められると、人口の少ない地方の人たちの意見が通らなくなるのではないか、というものです。一票の格差をなくそうとしている人たちは、地方と都市部の格差については違う方法で解決するべきだ、としています。
こんな記事もありますみんながどういう記事を書いているか見てみよう!
2013/3/25(月) 午後 8:14
... 一票の格差の問題は確かにあるが、広島高裁の理屈が通るなら、人口の多い県だけが優遇されることになり、国会が開かれる度に ... 過疎の進む地方と、肥大し続ける都市部の格差拡大は現在進行形である。これに議員の数が影響していないとは考え ...
2012/12/20(木) 午前 6:23
一票の格差―「解消済み」は考え違い 国会議員が真剣にとり組まねばならない課題がある。 一票の格差の解消だ。 「それは前の国会で処理済みだ」。そう考える議員がい ... 総定数を増やして都市部にまわし、格差を縮める方法も考えられる。 ...
2012/10/20(土) 午後 11:47
... 一票の格差是正は改善されるべき課題です。 それが違憲状態であるという司法判断も正しいと思います。 しかし、一票の格差があることは今にはじまったことではないし、 都市部への人口集中がとまらない社会・経済状況の中で ...
2012/10/17(水) 午後 8:05
... 都市部は経済の中心でそれ以上のメリットを受けているはず。 今、一票の格差も是正されない事をことさらに言い募るのは 政府与党の解散先延ばしの言い訳を言いたい集団だけだ。 政治的な空白を今は設けてはならないなどと馬鹿どもが言っ ...
2011/2/9(水) 午後 6:06
... 提案者が都市部選出か地方選出か、あるいは地域代表か組織 ... で、聞きかじりなんですが、一票の格差解消を目指している方によると、西岡議長案というのはかなり良い案らしいです。これでかなり格差が解消されるようです。 まぁ定数はもっと減らし ...
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昨今の「中国の沖縄侵略」、南朝鮮の「竹島不法占拠」「対馬領有権の主張」を勘案すると
単に機械的な一票の格差是正は極めて問題だ。
益々地方の弱体化を進めることとなり、地方の少数意見は通らない方向に向かってしまう。
引いては我が国の弱体化を推し進める結果となってしまう。
「無効判決」はこのことに配慮を欠く判決だ。
原告弁護士グループは「国益を無視せよ」と主張しているように見える。
また無効判決のタイミングも問題がある。
このタイミングでは与党に不利、野党に有利にはたらく。
原告弁護士グループは反自民党と言われても仕方あるまい。
そしてまたこのタイミングでは
我が国政治を混乱に陥れてしまう。
弁護士にも我が国を貶める「反日極左グループ」の存在があるという。
この原告グループの素性を知りたい。