白日夢 2021-02-27 07:35:01 | 日記 古本の桜の押し花こぼれ落つ微笑一閃浮かびてのち去る 読書の習慣を持たなかった亡妻 遺品の中にあった唯一の本 押し花を作るときの楽し気な表情 妻を含めて、最も懐かしい死者たちは、決して夢に現れない 目覚めているときにのみ一瞬の幻影としてのみ現れ、たちまちにして消え去る しかし、よみがえった悲しみが容易に消えることはない « 花だより | トップ | ある、死んだ男の追憶 »