新しいアイアンクラブのセットを買ってはみたものの、どうもうまく打てないので、息子を教えているプロに相談しました。
最初は、これまで使ってきたアイアンのシャフトに変えてみたらどうかと言われました。え~?そんなのありだろうかと考え込みました。新しいクラブのシャフトは前のより硬いので打ちにくいに違いないというのです。
もうひとつの選択肢は、いっそうのこと新しいアイアンをあきらめて、売ってしまったらどうか。今なら、買った値段の7掛けくらいで売れる、というものでした。これは意外な発想でしたが、せっかく買ったものをすぐに手放すことには抵抗を覚えました。
私は、うまく打てない原因のひとつは、クラブのバランスが悪いと感じていました。それで先生に調べてもらいました。クラブのバランスとは、分かりやすく言うと、クラブを持った(振った)ときに感じるヘッドの重みです。全体の重量は前のクラブより重いにもかかわらず、スイングしてもヘッドの重みがほとんど感じられなかったのです。
やはりバランスに問題がありました。先生が7番アイアンを測ってみると、数値はC7でした。これはクラブの先端の重さが足りないか、あるいはグリップ側が重すぎるという問題です。おそらくバンコクでクラブを組み立てたとき、バランス調整を怠ったのでしょう。タイではこういうことが起きやすいとは思っていたのです。
5番アイアンから9番アイアンはDゼロ~が望ましいと先生は言いました。このバランスを調整するのは簡単で、ヘッドのネック部分におもりを入れるか、軽いグリップにチェンジすればいいということでした。というわけでバランス調整をお願いしたところ、翌日工房に持ちこんでくれました。
軽いグリップへの交換ではなく、先端におもりを入れるバランス調整をした結果、5番アイアン~9番アイアンがC9~D1、PWがD2となりました。例えば7番アイアンは3段階重くなり、調整前のC7からD0になりました。実際にクラブを持ってみると、確かにヘッドの重みの感触が違います。そしてバランス変更の成果を確かめるために、さっそく先生の目の前で打ってみることにしました。
ところが、PWを2~3球打ったところで、先生がちょっと待った、スイングが違うというのです。バランス調整の結果を確認するはずが、その場でレッスンに突入してしまいました。
要するに、大きいクラブ以外はテークバックをコンパクトにし、きちんとコックする。トップを作ったら右手を飛球線方向に真っすぐ引く(サウスポーの場合)。インパクトからフォローにかけて、体をきっちり回転させる。インパクトまでは絶対に頭を飛球線方向に出さない。私のスイングはどれも違うというのです。
先生は息子に対してやっていたように、私がクラブを構え、先生がシャフトを手に取って動かして、正しいクラブの軌道を教えてくれました。でも、これまでの私のスイングイメージとかなり違うので、かえってボールがうまく打てません。気が付いたら、ボールを一箱(40球)打っていました。ほとんどがミスショットです。まともに打てたのは、なんと4~5球でした。
先生の表情を見ると、苦笑気味です。横にいた妻が先生の言うことを日本語でオウム返ししてくれるのですが、一番の問題点は、体の回転が足りず、スライドさせているだけだというのです。えっ?そうかな~。自分の感覚では回転させているつもりなのですが、ほとんど回っていないというのです。「あなたのは手打ちですよ」とまで言われてしまいました。
やっぱりか・・・。手打ちはタイミングがちょっとずれただけで、ボールが上がらなくなります。頭も、動くのが早すぎます。これは自分でも自覚できました。先生の前で打つのは15年ぶりなので緊張し、普段のスイングテンポより格段に早かったのもミスの大きな原因でしょう。
というわけで、クラブのバランスの問題から始まって、基本的なスイングの問題に入り込んでしまいました。こうなったら、プロの先生の教えるとおりに、クラブだけでなくスイングを作り直すよりほかないような気がしてきました。先生の教えが正しいのは、息子のスイングを見れば明らかです。「災い転じて福となす」といきたいところです。
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先日、コースでの写真を見ましたが 次の点が気になりました。
1)ダウンスイングの時に右肩が下がり過ぎてる
2)ボールが上からでなく 右斜めから見ている
3)左足に壁が出来てないので腰がスエーしている。
特に3)は、生きた球(強い球)を打つためには腰の回転が必要ですゆえ 左足の踏ん張りが(壁が)出来ないとスエーしてしまいますね~。
あくまでも素人目からです故!悪しからずです。^^;
経験のある大人と、初めてやる子供とでは、教え方が随分違うみたいです。子供に対しては、あまり細かいことは注意しませんね。まず気持ちよくボールが打てるようにする段階だからでしょう。