楽園づくり ~わが家のチェンマイ移住日記~

日本とタイで別々に生活してきた私たち家族は、チェンマイに家を建てて一緒に暮らし始めました。日常の出来事を綴っていきます。

妻がまた入院することになりました

2013-04-04 23:03:09 | タイの家族

妻がある治療をするために、今月末に一日だけ入院することになりました。と言っても、乳がんが再発したり転移したのではなく、手術の後遺症として徐々に悪化してきた右腕の「浮腫」を軽減するための集中的な治療を行うためです。

妻はちょうど3年前の2010年4月、ステージⅡの乳がんが見つかりました。5月にバンコク病院で、一部のリンパ節も含めて切除手術を受けました。詳しい経過は折に触れて書いてきましたので省略しますが、再発や転移を防ぐ目的で行われた抗がん剤治療と、その後の放射線照射にもかかわらず、2011年12月になって右の腋の下に小さな再発病巣が見つかり、再手術を受けました。

再手術後間もなく、またしても右腋の下にシコリが見つかったのですが、それが果たしてがんの再発かどうかをめぐって、医師たちの見解は分かれました。はっきりしないまま、バンコクのチュラロンコーン病院で二度目の抗がん剤を投与され、さらにはチェンマイに引っ越してから、局部的な放射線照射を受けました。それが終わったのが去年の7月です。

さて、右の腋の下の1.5センチのシコリは、見つかってから1年4か月が経ちましたが現在は消滅しているのです。消えた理由ははっきりしません。チェンマイ大学病院の医師たちは、そのシコリが「乳がんの再発ではなかった」とはなかなか言いません。放射線治療が奏功した可能性や、今服用している抗ホルモン剤の効果も否定できないのだそうです。私は、がんではなかったと思っています。

妻の一連の経過を見てきて思うのは、乳がんの診断や治療はかなりマニュアル化されているのですが、たとえ指先でその存在を確認できるシコリであっても、細胞を採って検査しない限り、それが、がんかどうかは明確には分からないということです。そして妻の場合は、放射線治療を受けたので細胞採取はできませんでした。今となってはミステリーです。

シコリが、がんかどうか判断が難しい状況でしたので、去年の10月以降は教授が妻を診てくれています。昨日は3か月ぶりの診察に私も立ち会いました。再発の兆候は、左右の乳房、腋の下に関しては全くないそうです。ただ右腕は、ほうれん草を飲み干したポパイの右腕のように大きく膨れていて、腫れが指の付け根付近まできています。そのためモノがつかみ難いのと、腕が重くなっているせいで、右肩の凝りようが尋常ではありません。妻の訴えを聞いた教授が、がんの専門医で浮腫の治療もやっている女医さんに紹介してくれました。

3週間後に予定されている入院では、機械を使って右腕の腫れを時間をかけてほぐしていくそうです。でも、担当の女医さんは「これをやっても100%良くなるという保証はありませんけど、いいですね?」と念を押していました。入院費用は30バーツ医療保険でカバーされますが、治療そのものは保険の対象外です。でも、びっくりするような高価な治療ではなく、一日6000バーツ(2万円弱)で済むようです。

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2 コメント

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ご心配ですね (トトロ)
2013-04-06 08:13:28
家内の叔父が先日亡くなったので、家内は自分のことも僕のことも心配しています。
うさぎさんもご心配でしょうが、これまでどおり奥さまを大事にしてあげてくださいね
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トトロさんへ (うさぎ)
2013-04-06 18:25:31
コメントありがとうございます。
妻とは毎日のように口喧嘩しております。喧嘩すると、10分くらいは険悪な雰囲気になります。不満があったら腹に貯めないと言うのも健康維持の秘訣ですね。
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