楽園づくり ~わが家のチェンマイ移住日記~

日本とタイで別々に生活してきた私たち家族は、チェンマイに家を建てて一緒に暮らし始めました。日常の出来事を綴っていきます。

タイの結婚式

2015-02-08 19:31:21 | タイの暮らし

妻の叔父さんのお葬式があった2週間前の日曜日のことですが、妻の遠い親戚の結婚式がチェンマイでありました。実はタイの結婚式を私は見たことがなく、これがはじめての経験でした。

いきなり新郎新婦の写真です。2人ともチェンマイで学校の先生をしています。新婦は、カムペンペットに住んでいる妻の従妹の親戚になります。そのため、従妹夫婦が親族を代表してわざわざチェンマイまでやってきました。妻はかなり遠い親戚なのですが、従妹に誘われて私たちも式場に行きました。

こんな感じで会場のあちこちに大小さまざまな新郎新婦の写真が飾ってあります。もちろんプロの業者が事前に撮影して、結婚式会場の舞台装置にしているのです。

上手く写真ではお見せできないのですが、結婚式の会場は新婦のご両親の自宅です。ものすごーく広い敷地でした。わが家の10倍どころか20~30倍、ひょっとすると、それ以上でしょう。

私たちが会場に着いたのは午前10時すぎ、まさに式のクライマックスというべき儀式が行われている時でした。慌ててビデオカメラを回しながら、私一人で新郎新婦のそばに突入しました。

これは新郎が新婦に金のネックレスをつける所です。

これは新郎新婦が新婦の両親に品物を贈って挨拶している所です。もちろん新郎の両親に対しても同じようにします。

これは(新婦か新郎か忘れましたが)祖父母に挨拶している所です。

これらの儀式が行われる場所には、ご覧のような品々が飾られています。全て新郎側が用意します。それぞれに意味があるらしいのですが、詳しいことは私にはわかりません。タオルなど生活用品も含まれていて、それは新郎に新しい家庭生活を送る資質がありますよ、という象徴的な意味があるのだそうです。

今度は場所を少し移動して、両親や祖父母が新郎新婦の手に白い紐を結びつけ、2人の幸せへの願いを込めます。新婦は左手、新郎は右手です。この儀式はとても重要なもののようです。わが家の17歳の方の娘も、この儀式だけは自宅でやりました。

自宅の庭先で行われた色々な儀式が終わると、披露宴が始まります。

参加者の数は400人か500人か、それとも600人か。数えてもいませんが、とにかく盛大な結婚式です。披露宴も、新婦の両親の家の敷地内で行われました。妻が言うには、娘の結婚式が決まってから、両親が自宅に隣接する空き地を買い足して、披露宴に備えたのだそうです。普通そこまでするでしょうかね。驚きです。要するにお金持ちなのです。

実は新婦のご両親も、さらには新郎のご両親も、みんなみんな先生なのだそうです。タイでは教育関係者はお金持ちなんですね。しかも、この日集まった人たちの大半は教育関係者なのだそうです。まさに先生の大集団。そうでないのは、私たちくらいだったのかもしれません。

これは私たち5人が占拠したテーブルです。右から私の妻。妻の従妹の旦那さん。妻の従妹(おっと、彼女は先生です)。そしてご存じ18歳のシャキシャキ娘です。わが家の3人の子供を代表して参加させました。

遠くの舞台では新郎新婦のインタビューが行われています。やはりお二人の出会いは学校でした。両方とも先生ですから、そりゃそうなのでしょう。

ラブラブのお二人ですが、妻によると、もう相当に長い付き合いなのだそうです。それに、以前はお互いに別の恋人もいたんだそうです。でも、そんな裏話は舞台上では出てきません。

時間が前後しますが、教え子による踊りも披露されました。高校生です。もちろん、最初の出し物としては、プロの歌手の生演奏もありました。歌と踊りはタイの祭礼の定番ですね。

長くなるので料理の紹介は省略しますが、全部で7品でしたか、当然食べきれません。特にお美味しく感じたのは豚足料理でした。一皿10人分はありましたね。とろとろで、これまで食べた中では断トツでした。↓

披露宴の最後は、新郎新婦と記念撮影しました。遠い親戚ですから。もしお二人が参加者全員と記念撮影していたら日が暮れてしまいますね。

そして、こっそりと新郎新婦が座っていた重要な儀式の席をちょっと拝借しました。

実は私たちは、日本でもタイでも、合法的な正式の夫婦ですが、結婚式と言うものはしたことがありません。ちゃっかりと席に座って、結婚式をしたような気分にちょっとだけ浸りました。でも上に掛かっているのは新郎新婦の名前です。よそ様の名前になっているので、私たちのこの日の結婚式はどうやら合法的ではないようですね。

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2 コメント

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タイの結婚式 (シャム猫)
2015-02-09 13:22:43
うさぎさん、一番最後の写真、額に入れてご自宅に飾ったらいかがですか。

古い話になりますが私、妻の実家で結婚式を行いました。日本で入籍後、タイで入籍。その翌年の事でした。
妻の実家の親戚の家から、サトウキビとバナナの苗木を持った若い村人を先頭に、ご近所のお子さん、私、両親、姉、友人らと村の人達が花嫁の家まで、花婿行進をしました。門から先、家の中に入るまで何度も”通せんぼ”されて、その都度ご祝儀を渡して通してもらう、財力と愛情がある証しを見せる寸劇を演じて、やっと花嫁にご対面です。
たぶん、これが終わった頃、うさぎさんが会場へ到着されたのではないでしょうか。

式の前に、写真スタジオでウエディングドレス姿と白いスーツ姿を撮影、招待状や当日の式場に飾るのは華僑の影響の様です。

蛇足になりますが、式を撮影してもらったビデオを日本に持ち帰り再生しようとしたところ、出来ません。タイと日本の録画方式が違うのも知らず、プロに依頼したのです。数年後、M(現P)社が世界の録画方式に対応するデッキを発売、やっと念願叶って見る事が出来ました。
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シャム猫さんへ (うさぎ)
2015-02-10 22:11:56
コメントありがとうございます。
妻が同じようなことを言っていました。「デジタル加工すれば写真の名札は変えられるから、私たちの記念写真にできるよね」と。

花婿行進というのがあるんですね。それを知っていれば、もう少し早く行くんでした。家の門から母屋の傍の会場までは結構ありましたから、きっと長い行進だったでしょう。

事前に撮影する写真は、華僑のやり方の影響でしたか。全部で10場面くらいありましたから、撮影だけで大変だったに違いありません。でもきっとデジタル加工ですよね。
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