昨日、A君が退院してから初めてお見舞いに行ってきました。退院して一軒家に移ってから1週間以上が経つのですが、予想以上の回復ぶりでした。娘の献身的な看病のたまものでしょうか。
こちらが「新居」です。家賃は月3000バーツ。ちゃんと車の駐車スペースも十分すぎるくらいあります。
私たちが訪問したときは、二番目のお姉さんが一緒に居ました。お昼ご飯が終わって、娘がアイスクリームを少しずつ食べさせていました。鼻からではなく、口から食べているではありませんか。すごい回復力です。
アイスクリームが終わると、今度は指のリハビリを始めました。
娘はこれを1回15分ずつくらい、毎日3回続けています。
左手はまだ動かせませんが、右手の指はだいぶ動かせます。でもまだ指2本と5本の違いは頭ではわかっていても、なかなか思い通りには動かせません。
焦らずに、少しずつやってほしいものです。きっと毎日続けていれば、いつかは自由に動かせるようになると思います。
台所を覗くと車いすが1台置いてありました。病院を退院するとき、隣のベッドの男性が、一生懸命看病している娘の姿に感動して、自分の車いすをくれたんだそうです。まだあまり使う機会がありませんが、そのうちきっと役に立つようになるでしょう。
娘は、医者の言う通り、5年間くらいは寝たきり状態が続くことを覚悟しているようです。A君が少しずつでも回復しているので、きっとあきらめずに看病と介護を続けていくでしょう。
娘はもう高校には退学届を出してしまいました。3年の前期が終わっていたので、あと少しでした。ものすごくもったいないです。でも、長い人生、何が災いし何が幸いとなるか、人生の最後の瞬間まで誰にも分りません。ひょっとして娘は大馬鹿ですが、かけがいのない光るものを手に入れつつあるような気もするのです。
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驚きです。タイで事故した日本人の友人は、まだまだ、意識がないようで。本当に早いですね。
娘さんの看病・看護には、頭が下がります。
しかしながら、娘さんの人生は???自分の人生を彼にかけて、結婚など犠牲にしていないか?心配です。
人としては、素晴らしい行い、なんですがね。
仏教的に考えれば、娘はそれなりに徳を積みつつあるということでしょうか。現世で報われなかったとしても来世で報われるということでしょう。本人はそういう自覚はないのでしょうが・・・・
日本ほどの学歴社会じゃないにしてもタイでも学歴は重視されるはずです。A君をずっと支えるにしても先立つものがあっての話です。
学歴の無いものの職業は自分の時間が自由にならない職業ばかりのはずです。
将来にわたって介護を続けるのであれば、自分の時間が比較的自由にとれる職業を選びつつも収入が安定している環境に身を置くべきです。
そのためには大学まで卒業して公務員などの社会保障のしっかりした職を選ぶ必要があります。
目先のわかりやすい同情や感情に任せて選ぶ選択肢は間違いです。
または元々勉強したくなくて安易に開けた歩きやすい道を選択した可能性もあります。
現実には長期に渡る支援が必要だとわかっているのなら尚更御嬢さんは堅実な道を選ぶ必要があり、それが本当の愛情です。
もう一度考え直すことをお勧めください。
日本ほど「学歴社会ではない」と思っているのはタイでは固定資産税、相続税がないからです。
学歴社会よりも資産家社会の色合いが強い国と感じているからです。
先祖より譲り受けた資産を運用すれば何もせずとも暮らしていける可能性が日本よりはるかに高い国です。
タイドラマを見ると裕福な若い男女が日中から仕事もそっち抜けでドタバタしているのを見ると良くわかります。
学歴、地位ですらカネ、コネがあれば手に入ります。
高学歴なタイ人ほど裕福なので卒業後はプラプラしている者もいます。
それでも一般人がそこそこの生活を目指すのであれば、学歴があった方が良い、と言うレベルと思っています。
金持ちと懇意になる、権力者を後ろ楯につけるなどの方法が見つかるのであれば無理して高学歴に拘る必要性は薄いと思います。
後進国が日本以上に学歴社会と感じるのはその「高学歴」の勲章を利用するパイが前述の「カネ、コネ縁者」の残り物を奪い合う構図になるからだと思います。
異なる見方もあるでしょうが私のタイ観はこのようなものです。
長文失礼しました。m(__)m