今に始まったことではないのですが、妻は1週間に2回か3回、早朝4時ごろに起き出して近所のタラート・ナット(生鮮市場)へバイクで出かけます。今朝もすっくとベッドから起き上がって、出かける準備をはじめたので、「今は抗がん剤を飲んでるんだから、ちゃんと6時頃まで寝た方がいいよ。別にあそこの豚肉を買わなくても、スーパーのでいいじゃないか・・・」と言ったのですが。
そう私が言っても、馬耳東風というのでしょうか。一緒にベッドで寝ていた犬のチビを庭に出し、バイクで行ってしまいました。確かに早朝の市場で飼う豚肉は、スーパーのものとは比べ物にならないくらい新鮮でおいしいのです。「4時じゃなくたって、6時でいいじゃない」と食い下がっても、妻は言うことを聞いてくれません。6時では、いい肉がなくなるというのです。
妻は乳がんになってから、この4年半ほど肉はほとんど口にしていません。家族のために早起きして買い物に出かけるのです。それは嬉しいんですけど、十分睡眠をとってほしいというのが、私の気持ちです。いつもなら、妻が出かけた後、私はまた眠ってしまうのですが、今朝は、こうやってブログを書いてしまいました。まあ、愚痴のひとつのつもりです。
ところで話はかわりますが、愚痴と言えば一昨日日本で行われた総選挙です。50年以上前に亡くなった私の祖父が長いこと保守政党(自民党ができる前の、2つあった保守政党のうちのひとつ)に所属していたこともあり、子供のころから総選挙には強い関心を持っていました。最近で言えば、2009年の久々の政権交代劇も、2年前の政権復帰劇も、それなりに注目する要素があったのですが、今回は腹の立つことばかりでした。
政権の提灯持ちになり下がった大新聞、放送局等の日本のマスコミは論外です。選挙後も与党は全然変わりばえしません。何が起こったかと言うと、どんぐりの背比べに過ぎない野党の内部で若干の組み換えが行われただけです。外国から眺めていて、何ら実りある政策論争も行われませんでした。そして戦後最低の投票率ですか。嘆息。
事実としてはっきり言えるのは、一部の野党では一喜一憂があったのでしょうが、結果として国政に何らの変化をもたらさなかった総選挙のために、600億円以上の税金がドブに捨てられたようなものです。なけなしの年金所得の「20%」も税金で持っていかれている海外在住者の一人として、腹が立つやらバカバカしいやら。今度選挙やりたいなら、税金を使わずに自前でやれ!と言いたいですね。憲法を変えたいのなら、その時こそ衆議院を解散し、正々堂々とお題目を明らかにして国民に信を問えということ。そのためだったら税金を使ってもいいです。もっとも、まともな野党が存在しない今は何回やっても意味がありません。
市場も選挙結果を織り込み済みだったので、株価もほとんど動かないし、動くとしても別の要因だし、ドル円の動きも、選挙結果とは関係ない。おっと、それを言えば最近の円安には一番腹が立ちますね。いい加減何とかしなさい安倍くん。えっ?政府は為替レートにはコメントしないって?先が読めない黒田日銀のせいだって?バカバカしいったらありゃしない。
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おそらくタラートに6時に行くと飲食業者が仕入れた
後で安価で良品が無くなっているのでしょうね~
しかし それよりもゆっくり長時間体をいたわり休めて
欲しいですよね、お気持ちは分ります・・・・
彼女のお顔も知ってるし 何度もお話ししたことも
あるだけに 私も切ないです。
妻は買い物が大好き、しかも安くていいものを探すのが得意です。1年くらい前に、午前4時前に開く生鮮市場が近所にもあるのを見つけました。新鮮な豚肉の塊(ブロック)を安く買ってくるのです。行くなと言ってもやめないのなら、一緒に行くと喜ぶでしょう。今度そうしようと思います。