ここはチェンマイのメジョーにある某ガソリンスタンドの中のコーヒーショップ。娘はここでアルバイトを始めました。
10月に交通事故に遭った恋人の看護を今も続けています。最近は彼の実家に移り、お姉さんと交代で面倒を看ることができるようになりました。
娘は高校3年生でしたが、彼のそばに居るために学校をやめてしまいました。機会があれば、また高校生に戻る意思はありますが、当面はアルバイトをしながら彼の看護を続けることにしたのです。
仕事を始めてから今日はまだ3日目でした。先輩に教えてもらいながら、まだ慣れない手つきでコーヒーを入れています。
私はモカコーヒー、妻はホットチョコレートを注文しました。娘が手にしているのは・・・?
コーヒーショップでの仕事は朝7時から午後3時までと、11時から夜7時までの2つの時間帯があり、日によって変わります。日給は280バーツで、1年続けると300バーツに昇給するのだそうです。
娘は学校が休みの期間に夜のカラオケレストランでアルバイトしたことはありますが、昼間の仕事は初めてです。彼の実家の近くには、私も会員になっているメジョー・ゴルフクラブというゴルフ場があり、そこでキャディーの仕事をすることも考えたそうです。でも、実家に近いガソリンスタンドのコーヒーショップで若い女性を募集していたので、そちらにしたそうです。
賃金はチップを含めるとキャディーのほうがいいのですが、からだはコーヒーショップの方が楽ですね。もしキャディーをやっていれば、おじさんたちにモテモテだったかもしれません。私も行けば、チップを500バーツくらい弾んだかもしれません。いや、娘だからそんなことはしないでしょうか?
コーヒーショップでもチップをあげました。ホットモカコーヒーとホットチョコレートがそれぞれ50バーツだったので合わせて100バーツのところを、150バーツ渡しました。そうしたら、そのチップで娘は自分用のホットココアを作りました。
さて売り上げに協力したことを褒めてやるべきか、勤務中に自分の飲むココアを作ったことを責めるべきか、もし私が経営者だったら判断に迷うところです。日本だったら厳重注意か、もしかしたら首でしょう。でもここはタイ。売り上げに協力した娘はえらいと褒めてやりたいですね。もちろん一緒に働いている先輩は微笑んでました。
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私がよく知ってる女性も高校?と思いますが約5年程
かけて卒業したようです。
バンコクのランカムヘン大学は2年ほど大学へ行き
休学して働きお金を貯めてからまた大学へ行くとか
日本では理解しがたい教育体制ですね~
裕福な家庭の場合は日本式に進学するでしょうが
なんとなくおおらかさにホッとするものを感じますね
日本では以前は大学進学の前に浪人する子が多かったくらいですね。タイは、高校段階で3年以上の年数をかけるのはそれほど珍しくないようです。たしかに教育システムそのものがおおらかと言えると思います。
ただ、日本以上に学歴社会という一面もあるんですね。公務員や大きな会社では、大学院卒でなければなかなか幹部になれないみたいです。日本だと、大学院を出てなくても、理系であっても実力さえあれば同等に出世できますからね。
日本のバイトだと850円/時くらいですが、貨幣価値からすると日・泰、同一レベルでしょうか?
簡単には書けないのですが、タイの賃金構造は公務員やまともな企業など、学歴を必要とするところと、そうでないところでは全く別の賃金体系です。
物を売る現場など学歴不要のところでは、一日300バーツ(1000円くらい)が普通です。日本のバイトが一日6000円くらいが相場だとすると、日本の6分の1です。そしてタイの貨幣価値と日本の貨幣価値を比較すると、大体3倍違うと考えてよいでしょう、つまり300バーツ(1000円)はおおむね日本の3000円に相当します。ですから、一日300バーツということは、実質的に日本の半分以下の賃金水準だということですね。