フィリピンのミンダナオ島で、絶滅危機にあるウミガメを食べた住民たちが食中毒を起こし、3人が死亡し、32人が入院しました。
この事件は、11月30日にマギンダナオ・デル・ノルテ州の漁村で発生しました。
住民たちはウミガメを使ってフィリピン料理の「アドボ」を作り、食べた後に腹痛や嘔吐の症状を訴えました。
ウミガメは「ケロニトキシズム」という食中毒を引き起こすことがあり、これが原因とされています。
ウミガメは世界自然保護連盟(IUCN)によって絶滅危機種に指定されており、フィリピンでも狩猟や食用が禁止されていますが、一部地域では依然として食べられているようです。
このような悲しい事件が再発しないよう、絶滅危機種の保護と食文化の見直しが求められています。