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半世紀前のあの頃、大学の一階の研究室に入り、卒業までの一年を卒業論文を書く化学実験をしていた。内容は有機化合物のの光による構造変化 Trans-cis 異性体の変化を反応速度論で、数式化することであった。 分光器から光エネルギーを与え、その変化量を測定することが主な実験なので、先生や院生など、皆が帰った後の夜間、実験室を暗くして、独り実験をして 卒業までのほぼ一年を過ごした。
その頃、同級生の影響で写真に凝っていて、ただ何となく研究室の窓こしに、撮影した ”ブラインド越しの風景” が今でも記憶に残る。
前置きが長くなりましたが、その頃の大学は、写真の木製机から、今ならどこにでもグレーのスチールデスクに 本棚や机を新調していた。
廃棄される予定の埃をかぶった、この写真の古い木製机 先生に許可を頂いて下宿に持って帰り、その後 卒業と同時に実家に持って帰った。どうして移動したのかは記憶にない。 自宅の2階で忘れかけていた古い木製の机を、今月から、使い始めたのだが、なんとなく居心地がいい。パソコンは、当時から続く友達から頂いたデスクトップパソコン 古くてもノートパソコン より、キーボードが使いかつてがイイ。
終活で断捨離の話を多く聞くが、自分になじむものの中で暮らすことは、何とも言えない 居心地のいいこと。
地球温暖化には申し訳ないけど、化石燃料無しでは、生きていけない暮らしぶりになりました。
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