中学生 勉強が得意になる

しばらくは歴史に強くなるをテーマにやります

社会が得意になる 16

2023-07-05 22:36:25 | 地理が得意になる

 上海の料理

アジアの内容をざっと見ました。いろいろと反省しています。

やはりもう少し掘り下げて記述した方が良いのではないか。わからないままにするのはよくないのではないか。もう少し問題点を明らかにした方が良いのではないか。などです。

アジア州のまとめをします。

アジア州の各地域は下のような分け方です。

・中国、韓国、(日本)・・・都市化 先進工業

・東南アジア・・・農業(プランテーション)、経済発展、ASEAN

・南アジア・・・ICT関連産業 人口問題

・中央アジア、西アジア・・・資源豊富 難民問題

写真でイメージ作りをしました。教科書の内容はおよそ2018年のもののようです。今学習している人は、学習した教科書の内容で受験することになります。

このブログもそれに従っています。あとから発行される教科書はコロナ禍やロシアの侵攻が記載されているかもしれません。

さてそれぞれの地域の特色を教科書では見開き2ページで説明しています。

読み取っていくとさまざまな要素もあります。気づいた点を挙げていきます。

検討に入れていなかった要素    重要語

・気候・・・熱帯 インドネシア スコール 熱帯林 

      乾燥帯 アラビア半島 砂漠 オアシス かんがい 遊牧

      亜寒帯(冷帯) 寒帯 シベリア 永久凍土

これらの地域では、雨温図もはっきりと性格を表します。

そして、アジアの気候の重要要素は季節風(モンスーン)です。これにより夏は雨季、冬に乾季となります。

産業のうち農業はかんがいによって稲作が行われ、アジアの広い地域で米が食べらています。畑作、遊牧も行われている。

・入試問題を見ると各国の産業構造、貿易による経済的関係や農業などの用語について問うものを見る。日ごろから問題になるイメージ、グラフ・表に親しむことが出来ると良いと思います。

(ドバイも入試に出ていました。写真を見ておくことも必要です)

 

 

      

 


社会が得意になる 15

2023-07-05 20:03:55 | 地理が得意になる

中央アジア・西アジア

アジアの最後の地域です。だんだんと分析に慣れてきたかと思います。

写真はドバイの人工島パーム・ジュメイラです。アラブ首長国連邦の首都はアブダビですが、ドバイが豊かな都市として発展しているそうです。このパーム・ジュメイラはドバイの中でも高級な住宅、ホテルが建っていることで知られています。

なぜこの場所が写真になっているかが重要です。

つまり原油の生産によって豊かになったためにこの都市ができたのです。

この地域の特色は資源、とくに原油の生産です。

グラフは原油の生産です。

1位 アメリカ合衆国 2位 サウジアラビア 3位 ロシア 4位 カナダ

5位 イラク 6位 イラン 7位 中国 8位 アラブ首長国連邦 9位クウェート

思っている順位と違っているかもしれません。(アメリカが1位、ロシアが3位です) 

日本の原油の輸入先

1位 サウジアラビア 2位 アラブ首長国連邦 3位 カタール 4位クウェート

日本にとってこれらの国が重要です。

次の写真もペルシャ湾沿岸の大規模な石油精製施設、次の図も中央アジア・西アジアの原油天然ガス の分布とすべて資源の関係です。

重要語は 石油輸出国機構(OPEC)です。これは産油国が利益を守るために原油の価格、産出量を決めています。

最後の写真は「内戦から難民キャンプに逃れてきた人々」です。シリアの人々です。重要語も難民です。これが社会問題です。

枠外では「外国人労働者が支える産油国の発展」です。「インドやバングラデシュ、パキスタンなどの国から」働きに来ているらしい。

つまり最初のドバイの繁栄はこうした人たちによってつくられたのではないかと思われます。

以上で、アジアの地域別の検討を終わります。次回はアジア州のまとめです。


社会が得意になる 14

2023-07-05 15:48:49 | 地理が得意になる

オウランガバードの機織

南アジア

同じように写真ーグラフー重要語と見ていきます。

アジア州の検討が終わって、まとめをやります。毎日このくらいのペースでどうでしょう?

数学や国語、英語などの学習に時間を取られると思うので、私の試算では、理科・社会は30分以内ではないかと思います。一日10分でもやってもらうと良いのですが。

南アジアの写真は茶つみのようすです。グラフは茶の生産高で

1位 中国 2位 インド 3位 ケニア 4位 スリランカ

綿花の生産高もあって

1位 インド 2位 中国 3位 アメリカ合衆国 4位 パキスタン

(今回4位に南アジアの国がありましたので入れました)

農業の図があります。ヒンドスタン平原は米北西部は小麦 デカン高原で綿花 降水量が多いアッサム、スリランカで茶の栽培が盛ん。(本文読みました)

次の写真は「コールセンターで働く人々」アメリカ合衆国と時差のずれ(10.5時間)から、夜の間の業務をインドで請け負うことでICT関連産業が発達したとあります。グラフも1995年ほとんどなかったICT関連産業の輸出が2017年には1200億ドルにも増えています。輸出先は1.アメリカ、2.イギリス 3.その他です。

次の写真は「バングラディッシュの縫製工場」

これは豊富な労働力で賃金が上がった中国から外国企業が移転して、仕事が増えている。グラフは「バングラディッシュの総輸出額に占める衣類の割合」で1985年には16%、総額もごくわずかだったのが、2018年には全体で400億ドル、そのうち84%を占めています。

最後の写真は、「読み書きを習う農村部の女性たち(インド)」です。

本文は「インドは、高い教育を受けた人材が多くいる反面、読み書きができない人口の割合が高いという課題をもっているため、すべての国民に教育を受けさせ、貧困層を減らす取り組みが行われています。」とあります。戸外で黒板に字を書いています。

重要語は「情報通信技術(ICT)関連産業」です。

ちなみに、宗教はインド ヒンドウー教79.8% イスラム教14.2%でした。(概説から)

南インドはここまでにしましょう。次回は中央アジア、西アジアでアジア州の最後です。

少し見ていく地域に関心が持てると良いですね。


社会が得意になる 13

2023-07-05 07:58:27 | 地理が得意になる

 バンコックの街角

東南アジア

教科書はここから国ごとではなく、地域で理解するよう構成しています。

教科書の範囲(リミット)・・・「ここまで勉強する」のに気づきましょう。

東南アジアとはどの国のこと?と言っても教科書に具体的に書いていません。

重要語にASEAN(東南アジア諸国連合)とあります。でも国名は挙げられていません。枠外の解説では「1967年に発足、2020年には10か国が加盟」とだけ書いています。この認識で良いとします。

 でも、気になるので10か国をあげようとしました。

 ベトナム、マレーシア、ラオス、カンボジア、タイ、ミャンマー、シンガポール、フィリピン、インドネシア

教科書の地図から読めるのは、この9か国です。

あと一つがわかる人は地理の天才です。

答えはブルネイです。でもここまでは求めていないようです。

さて、東南アジアを分析すると、これまでのように

写真(画像)・・・グラフ・表・・・重要語  と分析してみましょう。

1 マレーシアの街角  民族構成   華人

とあります。つまりマレーシアではマレー系の人ばかりでなく、中国系の人が多く、次にインド系の人がいます。

つぎは

2 プランテーション  養殖エビ (グラフなし) プランテーション 二期作

とあります。東南アジアの産業のようすです。プランテーションはよく出題されますね。「おもに熱帯で見られる大規模農園」とあります。ほかの地域でも大規模の農業がありますが、そのうち違いを見ていきましょう。

さらに

3 日本の自動車メーカーの工場 日本から進出した企業の図 工業団地

東南アジアに日本の企業が1991年に比べて数多くなっています。

最後は

4 スラム 交通渋滞  (グラフなし) スラム

です。解説は農村部の人が工業化で都市へ移住したことによる都市化問題がおきているそうです。

東南アジアの把握はこの4点とASEANということになりそうです。

少し待ってください。教科書だけという前提のときに隅々までと言いました。

実は前の章アジア州の概説の所に宗教の話がありました。

そのグラフのことに触れましたが、東南アジアの国が紹介されました。

タイ 仏教

インドネシア イスラム教

フィリピン キリスト教

このことをくわえてください。つまり、教科書を分析(分解)して、理解を進めていますが、それらを結合する必要もあります。

それは皆さんで自由にやってみると、つまり自分が理解しているところは簡略に、わかりにくいところは重点的に、自分の教科書を作ってみると興味がわくのではないかと思います。

 


社会が得意になる 11

2023-07-04 11:23:25 | 地理が得意になる

 (タージマハルをまねたビービ・カ・マクバラー)

なぜ写真やグラフ・表か?

教科書を楽しく写真などを見ていく、という勉強法ですが、

「そんなことしても点数は取れんよ」といわれそうです。入試問題を見てください。

わかりにくいと思いますが、問題の題材の多くは写真やグラフ・表です。つまり、用語の暗記だけでは問題が解けません。

写真(イメージ)とデータを理解して、はじめて問題が解けるようです。

この問題集は全国の公立高校の問題ですが、内容は教科書だけでは解けないかもしれません。それは地図帳のデータなどからとっています。したがって、地図帳もあわせて教科書として使った方がよさそうです。それはもう一つの理由からもお願いしたいところです。

それは、地理の理解が地域の地形、気候、風俗、産業というのが軸になっていて、どうしても地図での理解を求めることにもよります。

地図帳にもなじんでもらうと良いかと思います。