中学生 勉強が得意になる

しばらくは歴史に強くなるをテーマにやります

地理が得意になる 21

2023-07-08 08:59:22 | 地理が得意になる

地理の教科書の見方

ヨーロッパを終えたところで、教科書の見方がわかってきた気がします。

1 地図による把握

2 写真によるイメージとその内容

3 グラフ・表(雨温図を含む)での理解

4 重要語などによる理解

教科書で不足な点は地図帳を使いましょう。

たとえば、教科書に「サヘル」という言葉が載っています。

サハラ砂漠の南のふち、と書いていますが具体的にどのようなところかわからないのですが、地図帳には「砂漠化が進むサヘルと都市への人口集中」という図が載っていて、その位置や写真が載っています。

教科書の最初には、「それぞれの地域の自然環境や生活・文化、産業にはどのようなものがあり、人々はどのような生活をしているのか、地図や写真を読み取りながら学んでいきましょう。」と書かれていますが、実際にはグラフや表、図を読み取る力が求められます。

これは理系の勉強だなーと感じます。

そのように割り切って、グラフや図を読みとることに慣れると、理解は容易になるかもしれません。

そして、公立高校ではこの勉強法で入試問題は解答できそうです。

ですから、毎日見開き2ページあるいは4ページを読み進めていくことをお勧めします。

教科書の勉強は、日々の授業にも生かされるし、定期テストにも強くなります。なによりお金をかけないのも良いかと思います。


地理が得意になる 20

2023-07-07 15:59:24 | 地理が得意になる

EUをまとめて、ヨーロッパ州を終えようとしています。

航空機の中に大きな荷物を積み込もうとしています。飛行機輸送が盛んなのかと思うと、エアバス社のエンジンはイギリス、胴体はフランスなど分業しているそうです。図もそれを示していて、ドイツやスペインも加わっていることがわかります。(これは高校入試に出ました)

EU内の工業地帯の図があります。細かく見る力がないのでスルーします。隣のコラムはヨーロッパのブランドの話です。昔ながらの職人の技術で高級ブランド製品をつくっている。ルイヴィトンのスーツケースのようです。

日系企業の工場のようすが載っています。ハンガリーのブダペストです。

東ヨーロッパでは賃金が安いため外国企業が進出しているそうです。出かせぎもするそうです。

最後にEUの問題点です。

経済格差が重要語になっています。ハンガリーの人の話が載っています。ドイツに行くと賃金が3~4倍になるので行きたがるハンガリー人は多い。

また、西アジアやアフリカから難民が訪れ、支援を必要としています。

イギリスは負担の増加などからEUを離脱しました。

その右はロシアのことですが、しばらくはロシアのことは放置しておきましょう。

 


地理が得意になる 19

2023-07-07 07:54:24 | 地理が得意になる

ヨーロッパを理解するのに、EU(ヨーロッパ連合)を重視しています。

写真を見ていくと、ドイツ、アイゼンヒュッテンシュタット(ベルリンの郊外に近い)の風景で、橋を渡るとポーランドだそうです。つまり、国境だけれど自由に行き来できる。・・・この感覚がEUのようです。次の写真は、

昔の国境のようすで、検問を待つ車の列です。

EUの加盟国の地図があります。細かく覚えることは難しいですね。多くの国が参加していますが、スイス、ノルウェー、アイスランドが参加していません。

次の解説は、EUの加盟国の間のゆうずうを示しています。

・製品の規格が一緒

・国境は自由

・大学の資格も共通

・ユーロ(通貨)・・・硬貨の表は一緒だが、裏は各国で違う。スウェーデンやデンマークなどは、ユーロを使わない。

・仕事の資格も共通

最後の表は、EUと世界のほかの経済圏との比較です。(入試に出題されてました。日本が必要だったか?)

面積 1位 アメリカ 2位 中国 3位 EU 4位 日本

人口 1位 中国 2位 EU 3位 アメリカ 4位 日本

GDP 1位 アメリカ 2位 EU 3位 中国 4位 日本

GDP(国内総生産額)・・・1年間の国民の収入の合計金額 わかっているようで正確に把握していないですね。

EUによってアメリカや中国などと対抗する力を獲得したといえるのでしょう。

次にヨーロッパの農業です。写真は、

オランダのチーズ市、ドイツのソーセージ、イタリアのカフェ(ピザを食べている。カフェ?)・・・EU圏の食べ物を紹介している。次の写真もパリのカフェでワインを楽しむ人々とあります。これは次の農業の特徴と関係がある。

次の図はヨーロッパの農業地域。

混合農業…家畜のえさの栽培と家畜の飼育を組み合わせた。写真あり。

地中海式農業…オレンジやオリーブ、ブドウなど夏の高温と乾燥に強い果樹を栽培。

酪農…北海沿岸の地域は寒くやせた土地で牧草で乳牛をかう。

次の写真は、食品にEUの品質認証マーク(PDOマークなど)を付けている。ブランド化と伝統を守るためです。

最後の表は、食料自給率です。

これも一つ一つ見ていくと大変ですが、赤い色(自給率120%以上)がかなり多い、つまり自給率が高いと言えます。日本はありません。

今回はこの辺で。

 

 


社会が得意になる 18

2023-07-06 19:50:19 | 地理が得意になる

ここからヨーロッパ州です。

自然環境 

・ライン川の写真があります。=国際河川ということだそうです。

・「水の都ベネツィアが沈む?」という記事があります。

  これを防ごうとする防潮堤は日本製というのを聞きました。あまり問題にはなりそうにありませんが。

・「イギリスの農村風景」として、牧場に羊がたたずんでいます。

・「人々でにぎわう地中海の海岸」フランスのニースです。心がなごみます

緯度が高い割に温暖・・・北大西洋海流偏西風の影響

偏西風は解説がついていて、西から東に一年中吹くと書かれています。

雨温図もあって、ニース、ロンドンがありますが、あまり変わらない。

ニースは地中海性気候で冬にやや雨が多い。

重要語にはあと白夜があります。夏に陽が沈んでも暗くならない。

次の文化まで行きましょう。

写真はドイツのクリスマスマーケットです。夜の明かりが灯ってきれいですね。下は「土産物屋で売られるイコン」です。イコンはコンピュータのアイコンのもとになる言葉で、聖人の図像です。

これは宗教のことを示そうとしています。つまりギリシャの正教会で、ヨーロッパではほかにプロテスタント、カトリックなどのキリスト教があります。

次の写真もイタリアの謝肉祭(カーニバル)で、カトリックの祭りです。

図はキリスト教の宗派の分布です。

もう一つの図は言語の分布です。これはゲルマン系(英語 ドイツ語)、ラテン系(フランス語 イタリア語)、スラブ系(ロシア語 ポーランド語)その他としてギリシャ語、フィンランド語があげられています。

最後の写真は「さまざまな民族が暮らすロンドンの町」です。

植民地だった国やトルコなどから来た人など、宗教や言語が違いながら暮らす人もいるということですね。

ロンドンもインド系の人が住む地域への配慮を聞いたことがあります。


社会が得意になる 17

2023-07-06 09:23:14 | 地理が得意になる

高校入試問題を解いてみる。

これまで見てきたことで、公立高校の入試問題が解けるか?見てみましょう。

これは写真と重要語で見ました。5:二期作、6:プランテーション ですね。

ただし、このような単に用語を問う問題は少なくなる傾向です。

ドバイの問題が出ました。これは本文には書かれないのですが、教科書の写真には人工島パームジュメイラが載っていましたね。

西アジアでは原油の埋蔵が多く、非常に豊かな生活をしていますが、表にあるようにあと50年ほどで採掘できなくなります。また、原油もいつも一定の価格ではないので、新しい産業に活路を見出す必要があります。その一つの手段として観光やショッピングなどを盛んにしていると考えられます。

このように、「教科書(本文)に書いていない」けれども、よく見ると載っている事項に問題作成の根拠があります。

もちろん皆さんの理解を促すためですが、教科書をうまく読み込むことで入試にも対応できるのではないかと思います。

逆に社会の勉強で用語集やかんたんまとめのような参考書は、実践には向かないかもしれません。

ただし、公立高校問題でももっとグラフや表を駆使した問題が出ているので、地図帳のデータなども参考にできると良いですが、まず、教科書で基本的な力をつけると良いですね。