飛んでけ、水曜日!

文学とか言語とか。ゆるく雑記。

翻訳と翻案。

2021-06-05 17:35:09 | 日記

翻訳と翻案。日本語だと似ている気がするが、ドイツ語だとÜberzetungとBearbeitungで全然違う。

欧米文化になじみのなかった時代には翻案された作品が多くあるが、最近では翻案小説が出されることはほとんどないと思う。今はオリジナル主義で原文をなるべくそのまま表現する方法を探している気がする。もちろん、そのことにも価値があると思う。

しかし話の筋をとって日本を舞台に落とし込んだ作品には、翻訳文学でもなく、日本文学でもない独特の魅力があると思う。例えば、舞台が変わっても変わらない人類共通の部分が伝わってくる。

小説では見ないが、映画や漫画などの世界では今日でも翻案と言えるような作品を見る。特に漫話やWebtoonでは黒岩涙香の作品のように舞台は変えず、人名のみ日本名に変えたものもあり面白いと思う。


カモが生まれた。

2021-06-03 13:31:45 | 日記

近くの池でカモが生まれた。11羽生まれたらしい。

この池には毎年カモが子を産みにくる。例年、1週間ほど池で子育てをした後、近くの川に移動する。池はビルに囲まれた場所にあり、目立つので1週間の間に数羽はカラスの餌食となってしまう。

子を産みに来るカモは、その池で生まれたカモだと思われる。カラスに襲われた経験を覚えていたのか、今年のカモは子が生まれて2日目にして川に移動してしまった。それゆえ、私は子ガモを見ることができなかった。

皮肉にも最近、池の周辺でカラスを見ることが少なくなり、移動した先の川ではアオサギを見ることが多くなった。早めの移動は失敗に終わるかもしれない。

悪い年には2羽しか生き残らなかったこともある。今年の子ガモたちが1羽でも多く生き残ることを願っている。