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メシア──世界唯一のスケプティックハンター。懐疑論者の嘘を暴く達人。
リネンちゃん──メシアの弟子。
リネンちゃん 懐疑論者の本城達也さんはASIOSの『謎解き古代文明』という本で次のようなことを言っています。
〈ムー大陸の提唱者のジェームズ・チャーチワードは、ムー大陸実在の最大の根拠であるナーカル碑文が発見された僧院の名前も場所も明かしていない。
その上、肝心のナーカル碑文の写真さえもまったくない。
よって客観的な証拠は皆無に等しく、チャーチワードの話は信用に値しない。〉
メシア え?もう一度言って。ナーカル碑文の写真が?
リネンちゃん まったくないんだそうです。
メシア ああ、やっぱり聞き間違いじゃなかったんだ。
リネンちゃん え?どういうことです?
メシア 結論から言うと、ナーカル碑文の写真は存在するんだよ。
リネンちゃん えっ!!でも、本城さんはまったくないって……。
メシア ただ単に本城さんが知らないだけだろうね。
ASIOSの『謎解き古代文明』は2018年に出版された本なようだけど、その9年も前の2009年に出版された『ムー スーパーミステリーファイル「特集オーパーツ」』というムックの31ページに、ナーカル碑文の写真がはっきりと掲載されているんだ。
リネンちゃん ウソみたいなホントの話……。
メシア それには3本の長い線が◯を支えているような、あの有名な絵文字が刻まれていた。
また『ムー スーパーミステリーファイル「特集オーパーツ」』には、ナーカル碑文を手に持つ僧侶の写真も掲載されており、本物と見て間違いない。
リネンちゃん ナーカル碑文の写真はちゃんと存在するんですね。
ただ単にASIOS代表の本城さんが知らなかっただけというオチだったなんて……。
メシア 余談なんだけど、本城さんの「チャーチワードはナーカル碑文の写真を出すべきだ」という意見。
実はずいぶん昔、ルイス・スペンスという研究家が『幻のレムリア大陸』という本の中で似たようなことを言っているんだ。
よって「チャーチワードは……」というのは本城さんのオリジナルの主張ではなく、スペンスの主張を真似しているだけなんだと思われる。
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