9月19日、2008年よりFC東京を指揮してきた城福浩監督の成績不振による解任が発表された。現在、降格圏の16位と低迷している状況の打破ということなのだろう。2008年就任時はリーグ6位、翌年は5位そしてナビスコカップで頂点に立った。有力外国人選手がチームを離れ、怪我人続出、満足した補強もないなかで、監督のみに責任を負わせるのは忍びないが、これも勝負の世界。ただし、求めていたサッカーには共感する部分も多かったので、一度気持ちをリフレッシュして、再び東京で指揮する日が来ることを期待したい。
≪タイトル≫
2009年 2009Jリーグ ヤマザキナビスコカップ 優勝
2010年 スルガ銀行チャンピオンシップ 2010 TOKYO 優勝
≪J1リーグ戦戦績≫
2008年 リーグ戦 16勝07分11敗(06位)
2009年 リーグ戦 16勝05分13敗(05位)
2010年 リーグ戦 04勝09分10敗(15位)※09月18日現在
通算:36勝21分34敗 ※09月18日現在
後任は以前、FC東京をJ1へ昇格させ、日本代表コーチとしても活躍する大熊清。築き上げようとした“MOVING FOOTBALL”(実際は築き上げられるまでにはいかなかったが)はどうなるかなど不安も多いが、残留という大きな、そして譲れない目標に向かって、選手を勢いづけ鼓舞するような采配を見せてもらいたい。まずは、自信を取り戻させること。そこに注力して戦ってもらいたい。
得点した時の城福監督の“小田和正「ラブストーリーは突然に」のジャケット風のガッツポーズ”はしばらくは見られないかと思うと少し寂しいが、かなり多くを抱え込んでしまっていたと思える表情が続いていたので、東京の行く末を見守りながら心痛を癒してもらいたいと願うばかりだ。
とにかく、これからの大宮、湘南、仙台の3連戦はどうしても勝たなければならない。大熊采配に期待し、選手達の奮起に期待するしかないのだ。頼むぞ!