会社の上司&同僚と恒例の東京×千葉戦へ行ってきた。同僚1人は千葉側、残りは東京だ。昨季はフクアリで“ジェフの奇跡的な残留”と呼ばれる大逆転劇を目の前で見せられているので、その借りを返すためにも、ホーム国立では負けられないところ。
2016年の東京五輪招致の一環として、水泳背泳ぎ金メダリストの鈴木大地が聖火台で火を燈すパフォーマンスがあり、その聖火に見守られながらのキック・オフとなった。
前半18分、石川のゴールで先制したものの、2点目が獲れない東京。サッカーとしても苦し紛れにパント気味のボールを蹴るだの、金魚のフンみたいな小学生サッカーしてみたりと、ムーヴィングのかけらも見えない。羽生の運動量が全く生かされず、といった様相。ただ、それ以上に千葉の攻撃には恐怖のかけらも感じなかった。この時までは。
後半、シュートチャンスはいくらでもあった。そして、2点目のゴールを割るのは時間の問題だと思っていた。だが、千葉が後半18分に谷澤を投入してから、流れはだんだんと変わり出す。誰も彼もが独りよがりのサッカーをしはじめた東京に対して、昨季最終戦の大逆転の再現というモチベーションを得た千葉は、東京側のゴールへと迫っていく。僅かに枠の外、あるいは、クロスバーに助けられていたものの、攻撃か守備かの意思統一が出来ていない東京が、ゴール前で痛恨のDF連係ミス。左から中央に出されたボールにノーマークの巻が飛び込み、同点となる。集中力の欠如というよりも、戦う気持ちが見られない。
こうなると東京は、一度ネガティヴ・モードに入ると止まらない。悪い予感は的中し、試合終了間際に深井のゴールで逆転を喫す。この間、実に4分間。80分は東京のサッカーだったが決めきれず、ほとんど攻撃の形を成していなかった千葉に10分間だけでやられてしまった。
昨季最終節は11分間で2-0から4失点、この日は終了間際の4分間だけで2失点……。一喜一憂のサッカーを捨て、ムーヴィングを貫くのか、どうなのか。その岐路に立たされていることには間違いない。非常に情けない試合であった。
◇◇◇
Jリーグ 2009 J1 第6節
FC東京 1(1-0、0-2)2 千葉
【得点】
(東): 石川(前半18分)
(千): 巻(後半41分)、深井(後半44分)
会場: 国立競技場
観客: 27,486人
≪STARTING LINE-UP≫
GK 20 権田修一
DF 25 徳永悠平
DF 03 佐原秀樹
DF 06 今野泰幸
DF 05 長友佑都
MF 22 羽生直剛
MF 28 米本拓司 (→ 後半24分、浅利)
MF 18 石川直宏 (→ 後半19分、鈴木)
MF 10 梶山陽平
FW 09 カボレ (→ 後半33分、赤嶺)
FW 32 近藤祐介
≪SUBSTITUTION≫
GK 31 廣永遼太郎
DF 02 茂庭照幸
MF 07 浅利悟
MF 19 大竹洋平
MF 40 鈴木達也
FW 13 平山相太
FW 24 赤嶺真吾
≪MANAGER≫
城福浩
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