ナビスコカップ決勝トーナメント出場を賭けての、ナビスコカップ予選最終戦@国立競技場へ行ってきた。今年3回目となる東京ダービーは、国立での開催。ヴェルディのホーム・ゲームだが、サポーターの数は圧倒的にFC東京が多かった。今日は久々にゴール裏に。
終わってみれば4得点、しかも平山がハットトリックと大爆発した。だが、前半はヴェルディの攻撃的シフトに手を焼いた…というよりも、広くスペースを使わずに、狭いところでボールを持ちすぎてプレッシャーを受けて相手に有利な態勢でボールを運ばれるというパターンが続いていた気がする。フッキ、レアンドロに動ける時間を与えてしまい、徐々に受身になるなかでも何とか縦パスからカボレが同点弾を放ったが、すぐにフッキのFKからのゴールでリードされ嫌な流れ。そういう展開だったため、前半終了前の平山のゴールで追いついたのは非常に大きかった。
後半は本来の東京のサッカーに戻り、開始直後平山が泥臭いゴールを決めると、エメルソンや羽生を起点としてパスが回るサッカーを体現出来ていたように思える。今のヴェルディは失点すると気持ちという面でズルズルといってしまうところがあることもあって、がっくりと肩を落とす中で、平山が3点目のゴールを奪って試合をものにした。
4得点を奪って決勝トーナメントへ出場出来るが、2失点という現実にもしっかりと対応しなくてはならないと思う。ブラジル人コンビの個人技にやられた感はあるが、後半はしっかりと対処出来ていたのだから、それを前半からプレスしていく必要があるだろう。また、劣勢の時には一度ゲームを落ち着かせる意味でも、危険な時間帯をなるべく作らせないためにも、セーフティ・ファーストをより心がけていくことも必要ではないかと感じた。
初先発の荻はまだフィードなど試合慣れしていないところも多かったが、球際の反応はなかなかだったし、もう少しどっしりと構えられれば、よりいいパフォーマンスが出来るのではないかと思った。
平山は結果を出したということでは素晴らしい一日となったが、まだまだやれるところは多くあると思うので、切磋琢磨してもらいたいところ。個人的なMVPは、起点に守備に献身的に動いたエメルソン。
◇◇◇
ヴェルディ 2(2-2、0-2)4 FC東京
【得点】
(東) カボレ(前半16分)、平山(前半43分)、平山(後半0分)、平山(後半31分)
(ヴ) 廣山(前半11分)、フッキ(前半19分)
≪スターティングイレヴン≫
GK 31 荻晃太
DF 33 椋原健太
DF 08 藤山竜仁
DF 02 茂庭照幸
DF 25 徳永悠平
MF 04 ブルーノ・クアドロス
MF 10 梶山陽平
MF 22 羽生直剛 (→後半24分、石川)
MF 15 エメルソン (→後半38分、大竹)
FW 13 平山相太
FW 09 カボレ (→後半37分、近藤)
≪SUB≫
GK 19 権田修一
DF 17 金沢浄
MF 07 浅利悟
MF 18 石川直宏
MF 30 大竹洋平
FW 24 赤嶺真吾
FW 32 近藤祐介
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