*** june typhoon tokyo ***

大宮×FC東京

200901200903


 残念ながら、現地観戦は出来なかったが、しっかりと、しかも無失点で勝利。ナビスコを挟んだ1週間に3試合というハード・スケジュールのなかで(とはいえ、ACLに出場すれば、そんなことはいっていられない)、自チームより順位が下位のチームに取りこぼすことなく勝てたのは大きい。 

 大宮はドゥドゥを先発させたが、まだ来日して日が浅く、ブランクもあったようで、あまりフィットしていなかったようだ。ただ、徐々に合うところも出てきたと思った矢先の交代で、序盤でやや押され気味なところもあった東京だが、その交代の間隙を縫うようにブルーノからの浮き球を平山が落とし、ゴール前の混戦でカボレ、羽生と繋いで再び平山へ。コンパクトに振り抜いたシュートが右下隅に決まって先制。前半終了間近のこの得点は大きかった。

 後半は、相手の運動量が次第に落ちてきたところで、ブルーノの叩きつけたシュートがバーに当たり、その跳ね返りを今野がヘッドで押し込んで2点目。こういうポジショニングでゴール出来るようになるということは、その嗅覚も含めて、本来の今野の形に近づいている証拠だろう。そして、試合終了間近、鈴木の中央突破ドリブルからゴール前で左へ流れた平山へスルーパス、倒れ込みながらこれを決めて3点目。危ない場面もそれほどなかったが(ドゥドゥに代わったソ・ヨンドクは、ミスも多かったが恐いプレイヤーだった)、疲れの残るなか、無失点での勝ちは次に大いに繋がる。

 石川の連続ゴールは途絶えた。よりシンプルに自分で打ってもいいのではと思える場面もなくはなかったが、キーパーがはじき出した強烈ミドル・シュートもあったし(パスを受けてから足を振り抜くまでの素早いトラップが素晴らしい)、マークがきついなかで、これまでと見劣りしないパフォーマンスをしていることは評価に値する。その分、平山にゴールが生まれ、攻撃陣の得点能力の幅が広がっているともいえる。
 また、攻撃の良さを生んでいるのは、しっかりとした守備ということも忘れてはならない。ブルーノ、今野が安定し、その前の梶山、米本の連係も安定感を増してきた。また、長友の豊富な運動量はこの暑い夏での連戦においては、心強いもの。次週は今週同様の連戦となる(25日に広島、29日にナビスコ、8月1日は多摩川クラシコ)。疲れでパフォーマンスはやや落ちるかもしれないが、守備の意識と連動性を失わずにトライしていけば、明るい結果が見えてくるはずだ。それだけに、過信や慢心にならぬよう、心がけてもらいたい。何度も言うが、まだ首位とは勝ち点12の差があり、鹿島、新潟、浦和、川崎の上位には勝っていないのだから。


◇◇◇

2009 J1 第18節

大宮 0(0-1、0-2)3 FC東京

【得点】
(東): 平山(前半44分)、今野(後半26分)、平山(後半44分)

会場: NACK5スタジアム
観客: 13,527人


≪STARTING LINE-UP≫
GK 20 権田修一
DF 25 徳永悠平
DF 04 ブルーノクアドロス
DF 06 今野泰幸
DF 05 長友佑都
MF 28 米本拓司
MF 10 梶山陽平
MF 18 石川直宏 (→ 後半40分、鈴木)
MF 22 羽生直剛 (→ 後半15分、田邉)
FW 09 カボレ (→ 後半34分、近藤)
FW 13 平山相太

≪SUBSTITUTION≫
GK 01 塩田仁史
DF 03 佐原秀樹
DF 33 椋原健太
MF 27 田邉草民
MF 40 鈴木達也
FW 24 赤嶺真吾
FW 32 近藤祐介

≪MANAGER≫
城福浩


◇◇◇

200902

 平山ゴール後のパフォーマンス。先日、カボレがゴール後に見せたマイケル追悼パフォーマンス(どうやらムーンウォークからの「ポーッ」っていうものだったらしいのだが、全然ムーンウォークになってなかったので、変形カズダンスにしか見えなかったが……苦笑)を受けてのものらしい。マイケルっぽさが微塵も感じられないけれど、中途半端なアネルカを真似したパフォーマンスよりはマシだな。(笑)

 ところで、名古屋×京都の試合でケネディが先発。早速ゴールを決めた。ナビスコ準々決勝第2戦では、あの高さには要注意だ。

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