*** june typhoon tokyo ***

第24回 マイルチャンピオンシップ

2007cs_2 混戦。
圧倒的に抜けている馬がいない、上位混戦の模様。
中心は天皇賞組のダイワメジャー、アグネスアーク、カンパニーに高松宮杯覇者+武豊のスズカフェニックス、前哨戦スワンS優勝のスーパーホーネット、同2着+ペリエ騎乗のフサイチリシャールあたりか。その他伏兵も多い。

 単純明快に天皇賞組が強い傾向があるので、ダイワ、アグネス、カンパニーは有力だが、死角も多い。ダイワは休み明け3着→9着。前走天皇賞・秋は不利があったとはいえ、6歳の年齢がそれを跳ね返すだけの力をやや奪っているのかも。春の安田記念覇者だが、その後の宝塚記念12着大惨敗が微妙にまだ影響しているのかも。
 アグネスは9月の札幌記念2着から毎日王冠2着→天皇賞・秋2着とあと一歩のところまできている。ヤネが吉田隼から藤田に乗り代わり。死角はいまだ重賞を勝っていないことと、7月から走って5走目で疲れがあるかどうかか。体重が430キロを切るようなら再考も必要。
 カンパニーは昨年の天皇賞・秋からの放牧でリフレッシュしたのか、夏の関屋記念で優勝。その後二ヵ月半の放牧を挟んでの前走・天皇賞・秋で不利を受けながら3着。叩き2走目の今回は条件的にもいい。あとは突き抜けるだけの脚があるかどうかだ。
 スズカフェニックスは前走・スプリンターズSで調整不十分での出走、不良馬場などで9着に惨敗したが、今回は度外視してもいいか。叩き2走目で武豊も気合を入れていくだろう。
 スーパーホーネットは休み明け1着→スワンS1着と連勝しここへ臨んで来た。ようやく充実してきたか。勢いでこのまま戴冠の可能性も秘めている。
 フサイチリシャールは前走スワンS2着で復調か。ペリエがどれだけ良さを引き出してくるかに注目。ただ、基本的に忙しいレースは向いてない印象も。

 そのほかでは、牝馬GIを勝ったコイウタ、ルメールを配したエイシンドーバー、岩田を配したキングストレイル、富士S優勝のマイネルシーガル、NHKマイルCを制したピンクカメオ、安田記念3着のジョリーダンスなど伏兵馬が軒並み揃っている。
 アメリカから参戦するベクラックスも不気味だが、56キロまででしか優勝はなく、今回57キロを背負って日本のスピード競馬についていけるかははなはだ疑問だ。

≪予想≫

◎ 09 カンパニー
○ 12 アグネスアーク
▲ 08 ダイワメジャー
△ 01 コイウタ
△ 02 エイシンドーバー
△ 14 ピンクカメオ
△ 15 ジョリーダンス

 スーパーホーネットは、安田記念にダイワメジャーに0.8秒差11着に大敗。4月のマイラーズCでコンゴウリキシオーの11着→都大路S1着→安田記念11着(コンゴウリキシオーは安田記念2着)で、その後2連勝。
 前走スワンS優勝のスーパーホーネットの2着フサイチリシャールは、5月の京王杯SCでエイシンドーバーと0.8差の5着。
 エイシンドーバーは、マイラーズCでコンゴウリキシオーと0.9差の7着→京王杯SC1着→安田記念がダイワメジャー0.5差の6着。スズカフェニックスは、阪急杯3着→高松宮記念優勝→安田記念でダイワメジャーと0.5差の5着→スプリンターズS9着。エイシンドーバーは、阪急杯でスズカフェニックスを破っている。
 と考えると、エイシンドーバーはかなりスズカやホーネットと同等の力を持っていると思える。鞍上はルメールで申し分ないだろう。逆に、スズカやホーネット、フサイチリシャールは、ダイワに迫るには今一歩足りないといえるので、思い切って切ってみる。このレースは隔年ごとに4歳馬のワンツーで決まっているというデータもあるので、その切ったうちの4歳馬フサイチ-ホーネットで決着ということもありうるが…。

 ダイワはかなり強力だと思うが、6歳馬の連対率が過去10年で4%(1頭)しかいないデータと、天皇賞・秋での不利の影響を考え、評価を下げた。
 安田記念でダイワに0.4差の3着となったジョリーダンスは、休み明けの前走スワンSこそ11着と惨敗したが、叩き2走目の連対が3走中1着1回、2着2回の100%、マイルの複勝率が7割を超える。と考えると、ジョリーダンスが3着だったヴィクトリアMを優勝したコイウタにもチャンスはないか。3着候補にあげておきたい。同様にピンクカメオは、ローズS4着→秋華賞14着とさっぱりだが、休み明けのローズSを秋華賞&エリザベス女王杯を優勝したダイワスカーレットの4着と頑張った(オークスでは0.4差の5着)。1800以上は距離が長かったと考えれば、NHKマイルCで見せた脚を再現出来るかもしれない。
 NHKマイルCでピンクカメオの2着だったローレルゲレイロは、ダービー13着、休み明けの2走もキーンランドC11着→富士S10着と見るべきところがない。2歳時には朝日杯でドリームジャーニーの2着、皐月賞6着の馬だが、ここでは買えないか。マイネルシーガルは、富士S優勝もタイムが遅い。56キロを背負う今回は…。

 カンパニー、アグネスを中心に攻めてみたいと思います。

◇◇◇

≪結果≫

1着 08 ダイワメジャー(安藤勝)
2着 07 スーパーホーネット
3着 11 スズカフェニックス
4着 12 アグネスアーク
5着 09 カンパニー

 ダイワメジャー完勝。
 スーパーホーネット、スズカフェニックス、アグネスアークは急追も届かず。ダイワメジャーの並んでも抜かせない勝負強さが光った。アグネスアーク、カンパニーもよく来ているが、先を行くダイワを捉えるには位置取りがやや後ろだったか。
 キングストレイル6着、エイシンドーバー7着、ピンクカメオ9着、ジョリーダンス10着、フサイチリシャール12着、コイウタ14着。

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