当初は森村、池上の動向を窺っていたような感じだったガンバだが、徐々に流れを引き寄せる。
やはりマグノ、バレーに持たせると危険。東京はこの2人に対してのマークがやや甘い感じがした。
そして、問題なのは東京のパス・スピードとパス出しが遅いこと。そのため、出しどころが限られ、前を向けなくなり、横パス、バック・パスが多くなる。囲まれて苦し紛れに出したパスが、相手にカットされピンチを招く。
失点はマグノの一発。茂庭はまだ本来の姿に戻ってないのか。まったくつききれずに簡単にシュートコースを開けてしまった。
後半、森村、池上が交替。森村はゴール前の反応がもう一つな気もしたが、全体としてはなかなか良かったのではいか。このまま続けていけば、周囲ともフィットしてくるはずだ。池上もなかなかいい働きをしたと思う。あとは、90分走りきれるスタミナだろう。
途中で、馬場、梶山がイン。ケガからの復帰で、もう少し時間をかけて復帰させてもよかったと思うが、まずはプレー中にケガをしなくてよかった。
後半19分、バレーと茂庭が競って、茂庭がバレーを倒したことで、カード。ただ、あれで一発レッドはないだろう。今野に対するカードもやや不満。試合ごとに審判の判定に文句をつけても仕方がないが、やや後半は判定に？がつく場面が多かった。
ルーカスが得点した場面では、素早いパスの流れから。やはり素早いパス回しと展開力が得点には必要だ。ボールを長い間キープして前線へ展開出来るほどのテクニックを持っている選手は、今は見当たらない。
次節はレッドの茂庭と警告累積で今野が出場停止。どのように組み立てていくかか課題だ。
◇◇◇
FC東京 1（0-1、1-0） G大阪
【得点】
（東）ルーカス（後半31分）
≪スターティングイレヴン≫
GK 22 塩田仁史
DF 25 徳永悠平
DF 08 藤山竜仁
DF 02 茂庭照幸
DF 17 金沢浄
MF 16 池上礼一（→後半18分、梶山）
MF 06 今野泰幸
MF 27 栗澤僚一
MF 15 鈴木規郎（→後半30分、リチェーリ）
FW 30 森村昂太（→後半6分、馬場）
FW 09 ルーカス
≪SUB≫
GK 31 阿部伸行
DF 04 八田康介
MF 07 浅利悟
MF 14 馬場憂太
MF 20 川口信男
MF 23 梶山陽平
MF 35 リチェーリ
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