2022年4月12日
乳がん放射線治療16回目の最終日。
病院に向かう桜のトンネルは新緑が芽吹き
枝の先に少し残っているピンクや茶色と混ざり合って
ルノアールの絵のようでした。
ラストの治療では
放射線台上での位置調整が1回だけ約20秒で終了しました。
最終日に最短記録達成。
放射線技師に最後ですねと笑顔で言われて
治療後、マーク上のテープを全て剥がしてもらいました。
剥がすための何かの液体をぬるとき、ヒンヤリしました。
マークは無理に消そうとすると皮膚がこすれてしまうので
自然に消えるのを待つのだそうです。
診察では、白ひげ先生と看護師さんに
徐々に赤みを増してきた右胸を診てもらいました。
少し痛みがあり、熱も持っていますが
「軽い方ですね。この分ならそれほどひどくならないでしょう」と言われました。
放射線量は日々直線的に増えていく、
赤みなどの副作用はしばらくゼロに近くてその後、2次曲線的に増えていくと
空中に指で2つのグラフを描いた説明を受けました。
つまり、今後1週間くらい日焼けのような状態が急激に増して
その後ピークを迎えてあとは数週間かけて落ち着いてくるということらしいです。
これから急激に増すのか・・
まれに息苦しくなったりする肺の副作用も起こるそうです。
私には起こらないはず。
来月3か月検診に行く予定のクリニックあての封筒を渡されました。
手術を受けたT病院には郵送しますとのこと。
さすがの病院間連携です。
T病院はS先生、クリニックはO先生ですよねと確認されました。
よくご存じのような口ぶり。
乳腺科や放射線科の医師の方たち、みなさん知り合い同志だったんですね。
きょうは指折り数えたら、乳がんを告知された日からぴったり3か月。
怒涛の3か月でした。
これで病院での治療はついに完了。
手術で悪いところをとり去って
放射線という得体の知れないコワさにも耐えて
Maxの再発率低減効果も得られたはず。
よくがんばりました。
さようならM病院
ありがとう先生、技師さん、看護師さん
でも、もう来ませんからね!
あとはお守りのアロマターゼ阻害薬を飲むだけです。