ピアノとともに

定年後の再開ピアノ。新たに学ぶ1曲1曲が大事なものになりました。

レッスンで最多不合格記録を更新

2025-04-02 | ピアノレッスン
ツェルニーで前回出した最多不合格記録を更新しました。

【ツェルニー40-No.25】 4回目
またも合格ならず。

既に2か月継続、暗譜でも目を閉じても弾けるようになりました。
それでもいつまでたってもうまく弾けない私も私ですが
打ち切りにしましょう、とはならず「もう一度」「スケールは基本だから」と言われる先生も辛抱強いです。
「もう一度」と4回言われたことになります。

こうなったら、とことん続けるしかありません。
と思えるのも、今回は一部改善した点があって「揃わない」箇所が減ったから。
これまで最もダメと言われた下記部分がOKとなりました。
類似パタン3箇所も。

  

ここは、痛めた左薬指のモタつきが原因と確信して、がんばって転ぶのを直したところ。
正確に言うと、直したのは若干で、あとは転ばない速度を見極めてその速度で弾くことにしました。
出来の悪さに呆れられて、速度はあげなくてよいと言われたし。
♩= 88 くらいです。

現時点で揃わないと指摘を受けているのは、2点。
 ①下降スケールでの「右の指くぐり」部分
 ②スケールの合間のゴニョゴニョ動く部分

合わないパタンが絞られたので少し不安が和らぎました。 
ただ、あまりに基本的な動きができてないことには愕然としています。


【献呈】2回目

中間部3連符のところで「1連符に聞こえます」と止められました。
お手本を弾いて下さって、平坦に弾かず拍を意識する要領はわかりましたが
先生が私のピアノにあわせて美声で歌われるので、お手本の速度で弾かざるを得なくなり、弾き間違い多発、ほぼ破綻しました。

後半アルペジオ部分は、勝手に遅い速度に切り替えて持ち直したと思っていたら、2ページ弾き終えたところで、全てのメロディー部分を確認することになりました。
そして、次のメロディー(赤)の2番目の「ソ」の音を全く無視していたことが判明。

  


全7ページのうち6ページ終了したところで「ここまでです」と自己申告しました。
最後の1ページの3連符で破綻を繰り返しそうだったので、自らやめました。
「え?」とつぶやかれるのが聞こえましたが、最終ページの簡単な説明だけしていただき終了。

主な指摘事項
・全般:歌詞とメロディーを紐づけて、重要な歌詞部分の音を大事に歌う。
・前半:左手和音の一番高い音(メロディー)をもっと強調。
・中間部:伴奏を3連符らしく。

要は、メロディーを歌えていません。
家で弾いている時に、自分なりに出せていると思ったのは幻想だったようです。

宿題 
・最後まで譜読み(積み残し)


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譜読みの進捗

2025-03-28 | ピアノ
シューマン-リスト「献呈」の譜読み中です。
開始後、既に4週間が経過。

自分から弾きたいと先生に申し出た曲なので
気合は十分だし、うまく弾けなくても弾いているだけで楽しい。
だからといって、譜読みが思うように進むわけではありません。
私にとってはやっぱり難易度が高い曲なんだなと実感しています。

ゆっくり弾いているのにすぐ音を外すし
難しい箇所では、超低速にするのにやっぱり間違えて弾き直す
そんな箇所がいくつもあり、いまだ通せるようになったとは言い難い状況です。

この1週間、次の作業をしました。

【指番号決め】
初めて自分で考えて最後まで指番号を決定。
音を制御できてかつ、レガートに弾けることを念頭に
ひとつづつ指使いを確認して
複雑なところは楽譜に書き込んでいきました。

格段にメロディーをつなげられるようになったところがあって
なぜこれまでこういう地道な作業をしてこなかったんだろうと反省しました。

指決めの過程で驚いたのは、
ヘンレ版と全音版の2つの楽譜を比較すると、指指定の違うところの方がむしろ多いこと。
あまりに差異が多かったので、逆にどちらにもとらわれることなく
自分で考えることができました。

例えば、先頭の左手フレーズの指番号
全音版 
 
ヘンレ版(書込みは先生推奨)
 

 全音版   (25)→1→2→1→1
 ヘンレ版  (25)→1→3→2→1
 先生の推奨 (35)→2→1→2→2
 
ここは、もちろん先生推奨の指使いにしました。
先頭から4,5番目の音の強弱を最も制御しやすい気がします。


【音楽記号の調査】
前回レッスンで、先生が説明してくださった記号を含めて
楽譜中にある知らなかった記号の意味を調べました。
知識不足を露呈してますが、例をあげると

  poco rit.    少しづつ遅くする
  piu rit.   さらに遅くする
  ritenuto molto すぐに非常に遅くする
        (先生の説明は「一音一音はっきりとゆっくり弾く」)
  dim. calando     だんだん弱く遅くする
  leggiero   軽く

演奏するためにはどれも意識すべき記号でした。


さて、そろそろ次回レッスンも近いので
いつまでも間違えながら通して弾くばかりではなくて
私には部分練習が必要です。

弾けない箇所が多すぎる中でも、必ず間違えるところ。
 

この不協和音、たぶんカッコいいんだろうなと想像しつつも
今の私には理解できない音で覚えられません。
和声の知識があれば違うのかな・・
右の和音ばかり気になって、左メロディーを聴けない、という2重苦。
次のレッスンまでに、何も考えずひたすら指に覚え込ませようと思います。

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左薬指の痛みが急速に改善

2025-03-23 | へバーデン結節
毎朝起きると、両手の指を思いっきり広げてチェックするのが習慣になっていました。
そのたび、ずっと左薬指に鈍痛を感じていました。
それが、4,5日前にあれ?と思いはじめて
いっぱいに広げた時の左薬指の痛みが日に日に、和らぎ、消えていきました。
長い間痛かったことを思うと、徐々にではなくこの数日で急速に、です。

左薬指がへバーデン&ブシャール結節と診断を受けてから約半年。

腫れや変形は未だ変わらず、手を握ると薬指だけが浮いてしまう状態も同じです。
薬指だけぎゅっと握れないので、車や自転車のハンドルを握る時には今も違和感があるし
雑巾も左手では十分に絞れません。
それでも、手を思い切り開く動作は、嬉しいことに痛みがなくなりました。


ピアノを弾く時の薬指の痛みについては
当初よりは和らいだけれど鍵盤の当たる方向によっては痛む、動きが鈍くなっている
と思っていました。
今日は、少しは良くなっているのかなと確かめるつもりでテーピングをしたまま
ツェルニーNo.21の左手メロディーを弾いてみました。
当時、痛みをかばうような手の角度で弾いて微妙にもたついていたところ。

 

すると、なんと、痛むことなく自然に
3,4の指が素早く移動するメロディーを弾けました。
いつのまにか打鍵時の痛みがなくなり、薬指に力も入るようになったようです。


もしや苦戦中のNo.25も弾き易くなっている? 
・・と試しましたが、こちらは自分では変化がわかりません。
速度アップするとやっぱり左薬指がモタついて転び、うまく力が入らない箇所があります。
モタつくのはあまり治ってないのかな。

いずれにしても、
もう治ることはないのかと半ばあきらめの境地だった私にとっては
本当に大きな1歩で嬉しいです。
これからもっと改善するかもしれないし、
そうでなくても痛みさえなければカバーできることも多いはず。

夕食の支度をしている時、思わずツェルニーNo.21のバスのメロディーを口ずさみ
「ごきげんだね」と言われてしまいました。


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レッスン記録

2025-03-20 | ピアノレッスン
昨日は、(私にとっては)辛辣な先生のコメントが炸裂したレッスンでした。
逆に言えば、私の力量不足が炸裂しただけ。
へこみかけていますが
思ったことを口に出さずにはいられない先生の性格は、好きです。


【ツェルニー40-No.25】 3回目
合格ならず。
自分でもきれいに弾けた感じはしなかったのですが止められることなく最後まで到達。
これは、もしや妥協の合格?
と期待しましたが、やはりそんなことは有り得ず
まとめたダメ出しがありました。

・音が切れる。テヌートで弾くこと。
   「あなたの悪いクセです」
・スケールは手の甲の高さを一定に保って移動させること。
・両手が揃わない。
   「揃っていないのがわからないんですか?」

やっぱり、揃わないのです。
前回同様に、暗譜で弾いて耳で聴いて直すのが宿題。
家では既にそうしているので、もはや打つ手はないかな。

ツェルニーで3回めに、つまり1か月半弾いても不合格というのは初めてです。
この曲、合格の日がやってくる気がしなくなりました。
楽譜の番号のところに、昔、合格した○がついているのが今や信じられません。


【献呈】1回目
前半のみ、転調の前まで見ていただきました。
速度はもちろん超ゆっくりで。

主な指摘事項
・クレッシェンドでも16分音符は強く弾かない。その次の音を強く弾く。(青)
・左手メロディーが切れる。レガートに。(赤) ←悪いクセ。

  
 
・メロディーの音が長く伸びるところでは、伴奏の音量を小さくする。
・指使いがNG。
 レガートになるように考えて全ての指番号を決めること。
 「新しい曲の時、はじめに指番号を決めて楽譜に記入してください。違ったら直すから」
 見透かされたようにその通りで、指番号があいまいでフラつきました。
 よく指摘されることを繰り返す私に、先生が少しイラっとしたかも。
 今後は、同じ注意を受けないようにしようと思います。

宿題 
・後半の譜読み+指番号の記入


「献呈」は、まだまだ先は長いしテンポアップできるか疑問ですが
久々に華やかな曲で甘いメロディーで練習もレッスンも楽しいだけ。
ツェルニーで受けた痛手が回復していきます。
  
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自己流のユニゾン練習

2025-03-15 | へバーデン結節
ツェルニーで両手ユニゾンを揃えることが目下の課題です。
ツェルニー40番 No.25 
主にスケール連続の曲。

左薬指を痛めて以降、薬指のモタつく感が不安の源でもあるのですが
左薬指の腫れは引かないものの痛み自体はかなり改善してきたので
たとえ速く弾けなくても、転ばずにぴったり揃えて弾けるようになりたいのです。

振り返るとツェルニーNo.12でもアルペジオの両手ユニゾンがありました。
この時は、揃わないとの指摘もなく、特に難航した記憶もありません。
指を痛める前だったせいかもしれませんが
おそらく、スケールのユニゾンの方が単純だけど難しいのかな。


先日、参加している地元の小さなピアノサークルにて
練習方法を相談してみようと思ってツェルニーの話題を出したところ
なんと、レッスンでツェルニーを弾いているのは私だけでした。
定番のひとつと思っていたら・・実は少数派 !?


相談する人もいないので自己解決せねば。
先生からの指示通り、暗譜して耳で聴きながらチェックをしています。
私の危惧していた暗譜は簡単でした。両手ユニゾンだから当然か・・

簡単でないのは、相変わらず、聴いても揃っていない箇所がよくわからないこと。
(ほぼ致命的)
顕著に揃わないところだけはわかるので、まずはここを攻略していきます。
揃わない周辺の左手をリズム変更と軽いスタッカートで部分練習。

 

 
 
さらに、これまでは
拍の先頭、つまり16分音符の4つごとの先頭にややアクセントをつけて
そのタイミングで両手を合わせることを意識していましたが
これをやめて
拍の先頭だけでなく16分音符全ての音にアクセントをつけるようにして
1音ごとに合わせることを意識して弾くようにしました。
すると何となくぴったり合うような気がします。
完全な自己流。
なめらかさはなくなりますが、気にせずゆっくりめに全ての音をキビキビと弾きます。


練習時は、これ以上関節を傷めないよう、左薬指にテーピングをしています。
テープはいろいろ試して一番良かったやや厚めの弾力のある柔らかいものを
引っ張らないように1周巻いています。
弾力のない薄いテープだと指が動かしにくくなって弾けません。
かといってテーピングしないでツェルニーを弾くと、左薬指が痛ダルくなります。


何10年もピアノに触らない時期もあったから、弱い薬指周りがモタつくのも仕方ないし
指を痛めた影響でモタつくのも、また然り。
できる範囲で地道に、ほどほどに、練習することにしました。

毎日、リズムを変えたりアクセントをつけまくって弾いていたら
左手がやや力強くなったような気もして、地道な練習、新鮮で楽しいです。



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