ピアノとともに

定年後の再開ピアノ。新たに学ぶ1曲1曲が大事なものになりました。

暗譜ならず(間奏曲118-2)

2025-03-09 | ピアノ
ブラームスの間奏曲118-2のレッスンは終了しています。

終了直後から暗譜を試みていました。
おそらく9割方暗譜できていると思うのですが
ほぼ毎回のようにどこかで音がわからなくなります。
この状態で暗譜で弾こうとすると、音を間違えないことばかりに気を使ってしまい
楽譜を見て弾く時のように曲に集中することができません。

やはり暗譜は、私には本当に難しくて1ページくらいが限度。

レッスンの課題や今週の連弾合わせの曲が気になるので、
間奏曲の暗譜練習は、これにて断念することにしました。

暗譜で弾かれる方々って、すごいなあと思います。


ところで間奏曲のレッスンで、次の青丸の重要な音を間違えたことがありました。
右がだんだん高まって一番高い音になるところで、違う音を弾いてしまいました。

  

自分でも驚いて固まると
先生から「間違えてよい音とダメな音があります」と言い渡されました。
全く同感。



間奏曲118-2は今がピークと思うので、楽譜を見ながら演奏を記録しました。
手がへバーデンなので後ろから。



間違えてよいところとダメなところの中間くらいのところがうまく弾けていません。
(ダメなとこに近いかも)
実のところ、3回弾いて
いずれもどこかしら間違えるか気に入らないところがあり
何度やっても同じという結論に達しました。
楽譜を見ていれば間違えないと思ったのは気のせいでした。
これが今のベスト、今の実力。
発表会などで弾かれている方々、尊敬します。

いつかまた機会があったら、もっと流れるように表現の幅をもっと広げて弾きたいです。


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レッスン(不安ばかり)

2025-03-05 | ピアノレッスン
寒さの中、ポケットにカイロ2つをしのばせて手を温めながら
ピアノレッスンに行ってきました。
ツェルニーショックでザワザワした気持ちがまだ冷めやりません。


【ツェルニー40-No.25】 2回目
合格は程遠く
前回に続いて「両手ユニゾンが揃っていない」と指摘されました。
2週間練習したのに、修正できていません。
何より自分で認識できていない、気づかないことが危機的です。

一度通したあと、スケールの折り返しのところなど、揃わないところがたくさんある、
最も目立つのが次の青い部分、と言われました。

 

この部分を左手だけで弾いてみて、と言われて弾きはじめると
「ほら、左手薬指の次の音が滑っていますね」とのこと。
直すようにと言われたのですが、
自分では滑っているのがあまりよくわからないのです。
何とか粒を揃えるよう注意して再度弾いて、その場はやり過ごしました。

「楽譜をみて弾くから、目視に集中してしまう。
 耳だけに神経を集中させるために
 はじめから、8小節くらいづつに区切って暗譜して、
 鍵盤をみて弾いて、音を良く聞いて直してください」
と宿題を出されました。

ツェルニーで暗譜(全曲)を指示されるなんて前代未聞。

左手だけ練習した方がよいか質問したら、
「いや、両手で弾いて良く聴いて直すしかないでしょう」

最悪かつ危機的状況。
やるしかないけど、私は自分の耳が信用ならないので不安ばかりなのです。


【間奏曲118-2】8回目
こちらは、やっと合格。

何度か途中で止められて
「ブラームスらしい重厚な音がでていない。はじめから弾き直して」
「左手3連符はもっと弱く。繰返しのところから弾き直して」
というシーンがあって、
この時点であきらめかけました。

特に「重厚な音が出てない」という指摘には心当たりがありました。
はじめのフレーズを p で優しく響かせようと意識したあまり
 p と言えども鍵盤の奥まで届く深い音を出せていなかったのです。

改めて弾き直すと何とか持ち直して
最後に「いいじゃないですか、良くなりましたよ」と言われました。

絶対的な合格というよりは、自分比で良くなったという相対的な合格。

次の「献呈」もロマン派の歌う曲で共通点があるし、いいですね
と言っていただき、ツェルニーでへこたれた気持がほんの少し持ち直しました。
  

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譜読み開始(献呈)

2025-02-28 | ピアノ
少しフライングしてシューマン・リスト「献呈」の譜読みを始めました。

楽譜はヘンレ版。
全音版の「献呈」の楽譜を既に持っていたのですが
先生にヘンレ版の楽譜があると言われて以来、迷っていました。

以前に輸入楽譜を購入した楽器店サイトを眺めていたところ
ヘンレ版「献呈」限定セール価格1540円(残り2部)とあり
結局、誘惑に負けて購入しました。


「献呈」はシューマンが結婚の日にクララに捧げたという歌曲集「ミルテの花」の
第1曲「Liebeslied:愛の歌」をリストがピアノ用に編曲したものです。 

    

ヘンレ版を買って良かったのは、楽譜にドイツ語歌詞も載っていたこと。
歌曲ベースの曲ならば歌詞の意味と対応箇所を確認しておくと理解が深まるかもしれません。

2ページ分、歌詞を愛用のDeeplソフトで翻訳して後編集してみました。

「あなたは私の魂、私の心
 あなたは私の喜び、私の痛み
 あなたは私の世界、その中で私は生きる
 あなたは私の空、そこで私は浮遊する
 あなたは私の墓、私の悲しみを永遠に捧げます!」

若きシューマンのクララへの熱い想いが溢れる歌詞です。


さて、譜読みの方は
全体像をつかみたかったので、ともかく最後までひたすらゆっくり弾いて
音と流れを確認しました。
間違えながらたどたどしく弾いただけでもメロディーの美しさが際立ち
後半のアルペジオでは、夢見ごこち気分に浸りました。

予想不能な音が出てきて指の広げ方も半端なく、くじけそうになったこの部分では
自分の手が比較的大きいことに感謝しました。
私の手はへバーデンですが、右の5・2の指で弾く7度も左の9度も楽に届きます。
技術不足は手の大きさでカバーしたい。

  

  
全体的には難しいけれど、リストの曲にしては、覚悟していたより弾き易そうでした。
シューマンの歌曲ベースのせいなのか、繊細で美しいメロディーが基調で
和音もアルペジオも一部を除いてわかりやすい音型が多く
部分的に弾けるのか危惧するところはあれども
間奏曲118-2のように複雑な絡みはありません。

偉そうにリストの曲にしては、などと書きましたが
私がリストの曲で昔弾いたことがあるのは「ため息」1曲だけです。
有名な「愛の夢」は、独学を試みた時期にトライするも挫折。
この「献呈」が人生でリストの2曲目です。(シューマン・リストですが)
華やかなアルペジオで彩られたメロディーを優しく流れるように弾けるようになりたい。


いやその前に、次のレッスンで間奏曲118-2を仕上げなくては。
ツェルニーもまだ両手ユニゾンが揃っていません。
レッスン曲を弾いていると献呈が気になりソワソワするので譜読みを始めてしまいましたが、
譜読み中はレッスン曲が気になって落ち着きません。


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暗譜(トロイメライ)

2025-02-23 | ピアノ
「間奏曲118-2」と「トロイメライ」の暗譜練習をポツポツと継続しています。

「トロイメライ」は、短いので現時点で先に暗譜が終わっています。たぶん。
初めは不可能と思った「左手だけを通す」という練習も徐々にできるようになりました。

             

今日は、友人宅にてこの「トロイメライ」を弾きました。
お菓子を食べながら談笑している友人たちにとっては単なるBGM。
緊張感の全くない状況下です。
弾き終わると
拙い私のピアノでも心優しい友人は笑顔で「良かった」と言ってくれました。
本当に、持つべきものはこんな友だち、と思う瞬間です。


自分の家以外のピアノで楽譜なしで弾けたので
定着しているかどうかはさておき
上手く弾けてなくてもさておき
「トロイメライ」を再開後の暗譜第1号と自己認定しました。
現時点では暗譜できているという備忘の録画です。

暗譜の練習は、
曲を覚えてくると、ピアノがなくてもできることに気づきました。
私は頭の中に楽譜が思い浮かぶことは一切ありませんが
心の中で歌いながら、指と鍵盤を思い浮かべることはできます。
歩いている時や電車やバスに乗っている時が練習の場としては最適。
指も痛くなりません。
ただ、このやり方は音ではなくて指で覚えるのを補強するだけなのかも?


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次の曲が決定

2025-02-19 | ピアノレッスン
ピアノレッスン日でした。
ツェルニーは最悪、間奏曲はソコソコ。
でも次の曲が決まって、寒空の下、嬉しさをかみしめながら帰宅しました。

【ツェルニー40-No.25】 1回目
両手ユニゾンは、ピッタリ合うと気持良いのですが
特に高音域でピッタリいかない・・と感じていました。
先生からも「両手が揃わないところがある」とのご指摘。
私が揃わないと思った箇所と先生から指摘された箇所が異なりました。
要は、揃わないところが何箇所もあります。

指摘事項
・両手が揃っていない。
 上昇に転ずる左手の4・3指の部分で、すべっているため。
宿題
・よく耳で聴いて揃える。
・揃ってから速度を上げる。

スベるというのは子供の頃、よく注意されました。
少し成長して自分で気づくようになって以降は、指摘されなくなっていたのに。
指が退化したのか左薬指のせいか。
現実を直視して、よく音を聞こうと思います。


【間奏曲118-2】7回目
既に3か月弾いているこの曲ですが、また継続となりました。
一度通したあと
「だいぶ良くなりましたね」とここ最近なかったコメントをいただき
先が見えなくなったとずっと張りつめていた気持が、緩みました。

ただし
・左のppの音をもっと弱く
・左が伴奏なのに右より先にクレッシェンドしてしまう
・右の内声が強すぎる
この3点を、その場で数回やり直してみるも十分な修正までに至らず
「次回、もう一回だけやりましょう」と言われました。
仕上げも佳境になった頃、時々言われる言葉ですが
プレッシャーでもあります。


ともあれ、次の曲が決まりました。
希望通りのシューマン・リストの「献呈(WIDMUNG)」
  

次に弾きたい曲があるか尋ねられて答えると
「いいわね。少し激しいところもあるけど、きれいな曲ですよ」と即決でした。

「少しづつ弾き始めたらいいですよ。楽譜はヘンレ版があるはず」と言われて
プレッシャーに拍車がかかりました。
次回、間奏曲の合格必須。 

楽譜は、全音版買わなければよかったなと後悔しました。

  
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