ピアノとともに

定年後の再開ピアノ。新たに学ぶ1曲1曲が大事なものになりました。

暗譜できるかもしれない

2024-09-29 | ピアノ

数年前のことを思い出しました。

友人と横須賀のバラ園のある公園をおしゃべりしながら歩いていたら
白いピアノがありました。
付近には私たち以外、誰もいません。
突然、友人から
何か弾いて

そうだ、「エリーゼのために」を弾いてよ
と言われました。

えー、そんなの60年くらい弾いてないよーと思いながら
ピアノと戯れる感じで最初のフレーズの音を出してみたら
不思議なことに、指が勝手に動いて弾けたのでした。


思えば、小学校の頃は
自然に暗譜ができていました。
かつて、発表会で弾いた曲は
今だに指が覚えています。

大学の頃
既に簡単に暗譜できなくなったことを自覚していました。
それでもこの頃はものすごく気合を入れて頑張ると
何とか暗譜ができました。

そして今
もはや、暗譜など気合も気力もなく
どんな時も楽譜を凝視して弾いています。

ところが今回
偶然「月の光」を8割がた暗譜していることに気づきました。
通して弾く時、楽譜をめくると止まってしまうので
しばらくそのまま楽譜をめくらずに弾き続けてみたのです。
すると、中間部の最後まで続けられました。

私のふだんの練習方法は、
・譜読みがおわったら
 間違えてもずんずん先に進んで通して弾く
・だんだん間違いが減ってくるのを待つ
という単純なもの。(子供のころと変わらない)

それが今回ばかりは、
先生に再三言われたとおり素直に
「音作り」を試みました。
中間部は3声や4声あるので、数小節ごとに
それぞれをよく聞きながら
流れと音量を確認するという地道な作業。


その結果、暗譜しようという意識はなかったのに
指が覚えてくれたのでしょうか。

きれいに弾けているのかはまた別問題です。

 

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「月の光」課題は耳で聴くこと

2024-09-26 | ピアノレッスン

初めてのドビュッシー「月の光」
練習を始めて約1か月半。

一通り譜読みができて
やっと何とか曲の全体像がつかめて

間違いだらけだけど通して弾いて
自分の出す豊かな音にうっとりしていました。
特に中間部。
印象派の絵画のようなアルペジオの響きに酔いしれます。


そしてレッスンに臨むと
酔いが一気に覚める、という
いつものパタン。

3回めレッスンも撃沈、でした。


以下、備忘です。

■ 初めの部分の主な指摘
・音がつながっていない。
 運指がダメ。
・テンポが崩れる。特に2連符。
 よく心の中でカウントすること。

「月の光」の初回レッスンで
レガートに弾くための運指について
楽譜に記載のない部分を、たくさん教えていただきました。
(今までになかったこと。それくらいこの曲では大事なんですね)

それなのに、運指は間違えるし
ペダルの踏み替えタイミングも間違えて
音が流れるようにつながらず
テンポもグダグダ。

「ここが、この曲の要、なんですよ」と言われました。


■ 中間部の主な指摘
・(初めの2小節を弾いたところで止められて)
 ガチャガチャしている。 
 アルペジオは pppで。
 pppでも響く音で。

 

ガチャガチャって・・・
確かに、響かせようとしてアルペジオは ppp でなくて mp で
メロディーは mf で弾いていたかも。


右手でメロディーを際立たせながら
同時に右手アルペジオ部分を ppp で弾くのがうまくできません。
指がつりそう。

何度もここだけ弾いて
やっと先生から「あ、できた。今のでいいですよ」
と言われましたが
家に帰るまでにはこの感覚を忘れていると思います。

■課題
「耳で聴くこと」

バスラインとアルペジオとメロディー
音量の違うそれぞれを耳で聴き分けながら音を作っていく
というのが宿題。

 

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はじめに ~ピアノと私~

2024-09-25 | はじめに

定年退職後しばらくして、思うところあり
数10年ぶりにピアノを調律して
レッスンを再開しました。

再開してから、約2年。

若い時のようにサクサクとは弾けないけれど

ピアノの練習は楽しくて
かけがえのない時間です。

技術はともかく、名曲だと素敵にきこえます。
自分で弾くピアノの音色に感動して
そんな時に
ただただ、つぶやきたいという衝動がでてきて
ブログを始めてみることにしました。

        

再開前のピアノ歴は、小学校~20代まで
断続的にトータル約10年。

定年前までは、仕事人間でした。
それでも、人生の中で数回の引っ越しのたび、
ピアノだけは手放せず
ずっと手元においてきました。

30代のころまでは
時々、友人の結婚式などで演奏していました。
その後、忙しくなるとともに、いつしかピアノの蓋はとじたまま。

それでも、私のKAWAIアップライトは
今も変わらず素敵な音を奏でます。

子ども時代からこのアップライトが大好きで
グランドピアノが欲しいなどと浮気したことはありません。

   

これからの人生も
この相棒とともに歩んでいきたいと思っています。

 

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