ピアノとともに

定年後の再開ピアノ。新たに学ぶ1曲1曲が大事なものになりました。

レッスン(不安ばかり)

2025-03-05 | ピアノレッスン
寒さの中、ポケットにカイロ2つをしのばせて手を温めながら
ピアノレッスンに行ってきました。
ツェルニーショックでザワザワした気持ちがまだ冷めやりません。


【ツェルニー40-No.25】 2回目
合格は程遠く
前回に続いて「両手ユニゾンが揃っていない」と指摘されました。
2週間練習したのに、修正できていません。
何より自分で認識できていない、気づかないことが危機的です。

一度通したあと、スケールの折り返しのところなど、揃わないところがたくさんある、
最も目立つのが次の青い部分、と言われました。

 

この部分を左手だけで弾いてみて、と言われて弾きはじめると
「ほら、左手薬指の次の音が滑っていますね」とのこと。
直すようにと言われたのですが、
自分では滑っているのがあまりよくわからないのです。
何とか粒を揃えるよう注意して再度弾いて、その場はやり過ごしました。

「楽譜をみて弾くから、目視に集中してしまう。
 耳だけに神経を集中させるために
 はじめから、8小節くらいづつに区切って暗譜して、
 鍵盤をみて弾いて、音を良く聞いて直してください」
と宿題を出されました。

ツェルニーで暗譜(全曲)を指示されるなんて前代未聞。

左手だけ練習した方がよいか質問したら、
「いや、両手で弾いて良く聴いて直すしかないでしょう」

最悪かつ危機的状況。
やるしかないけど、私は自分の耳が信用ならないので不安ばかりなのです。


【間奏曲118-2】8回目
こちらは、やっと合格。

何度か途中で止められて
「ブラームスらしい重厚な音がでていない。はじめから弾き直して」
「左手3連符はもっと弱く。繰返しのところから弾き直して」
というシーンがあって、
この時点であきらめかけました。

特に「重厚な音が出てない」という指摘には心当たりがありました。
はじめのフレーズを p で優しく響かせようと意識したあまり
 p と言えども鍵盤の奥まで届く深い音を出せていなかったのです。

改めて弾き直すと何とか持ち直して
最後に「いいじゃないですか、良くなりましたよ」と言われました。

絶対的な合格というよりは、自分比で良くなったという相対的な合格。

次の「献呈」もロマン派の歌う曲で共通点があるし、いいですね
と言っていただき、ツェルニーでへこたれた気持がほんの少し持ち直しました。
  

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