ピアノとともに

定年後の再開ピアノ。新たに学ぶ1曲1曲が大事なものになりました。

指の痛み振り返り

2024-12-29 | へバーデン結節
個人的な指の痛みの振り返りです。

【経緯】
初めに左手薬指に違和感と痛みを感じたのは、10月初め頃。
へバーデン結節と診断されました。
正確には変形性関節症の中でも第1関節をへバーデン結節、第2関節をブシャール結節と言うそうです。
私の場合は両方。
主治医はまとめてへバーデンと言います。
指示通りに1週間、強固なテーピングと湿布をして、ピアノにも触りませんでした。

【痛みの現状(左薬指)】
3か月経った今
まだ腫れが引きません。もうこのままなのかな。。
痛みは少し和らいできました。
PCのキーボードを打つ時にやや痛かったのは治りました。
ピアノは、弾き方によって時々痛みます。

【対処状況】
・予防もかねて今でも軽くテーピングをしています。
 当初、剝がれやすいし面倒だし、ピアノも弾きにくかったのですが
 テープの角にRをつけたり指の腹側に端をもってこないなど工夫して、慣れました。
 効果のほどは・・
 たぶん気休め。
・ピアノを長時間弾くのをやめました。
 レッスン直前でもMax1時間。
 幸い最近のレッスン曲は左薬指を酷使しません。
・ヒルドイドを塗ります。
 これも気休め。


【新たな違和感】
指の痛みに過敏になっていたせいか
1か月ほど前、ツェルニーを弾いていて右人差し指にも違和感を感じました。
以前だったら見過ごすほどの軽くピッとするような感覚。
また痛み?と思ってドキッとしました。
いつも同じ赤の箇所で何度かに1度の違和感。

   

ここは、人差し指が親指を超える指越え(指くぐり?)があります。
その後、先生に「腕を回転させて」と注意を受けたところ。

弾き方を改めたら、なんと違和感を感じなくなりました。
ほっとして力が抜けて
腕を使うことの大事さを痛感しました。


【振り返り】
新たな人差し指の違和感をきっかけに
薬指も弾き方の問題で痛くなった疑惑が高まり
痛くなった時に弾いていた曲を、改めてゆっくり試し弾きしました。
するとわずかに違和感が再現。
5カ所ある薬指の指越え部分です。
やっぱり、コレの弾きすぎだったのか!
という可能性が急浮上しました。

    

    


【まとめ:指が痛くなるケース(私の場合)】
この3か月で、痛み/違和感が出たものをまとめると、次の2つのパタンでした。
いずれもツェルニー。
フォルテorフォルテッシモorメゾフォルテでアクセント箇所。つまり強く弾くところ。
何度も繰り返されることも共通しています。

  ①指越え  
    ・ツェルニーNO.23の右人差し指(再掲) 
      人差し指が親指を越える
     
  
    ・ツェルニーNO.20の左薬指 (再掲)
      薬指が親指を越える
      

       

  ②和音で左薬指がメロディー(=強め)
    ・ツェルニーNO.21の左薬指
     

    ・ツェルニーNO.23の左薬指
     

①のパタンは、腕を大げさなくらい回転させて弾くとほぼ痛まず
②のパタンは、薬指を寝かせず斜めにせず垂直に打鍵すると痛みません。

薬指が痛くなる少し前、
①のパタンのツェルニーNO.20をめずらしく何時間も集中練習しました。
リズミカルで練習も楽しく
たまには指定速度に近い快速で合格しようと目論んでいたのでした。
変なことを考えなければ良かったです。

 ・腕をうまく使わなかったこと(たぶん)
 ・練習のやりすぎ
この2つの相乗効果が痛みのトリガーになってしまったんだなと
今は、ほぼ確信しています。


【これからの対策(指の弱い私の場合)】
・長時間、練習曲を弾かない
・いきなり速く弾かない、弾き方を考える
・のんびり生きる

指を大事にしなくては。
年末大掃除は、強固なテーピングで乗り切ります。
来年は、少しでも良くなりますように。

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今年最後のレッスン

2024-12-24 | ピアノレッスン
今年最後のピアノレッスンを気分良く終えることができました。

【ツェルニー40番 No.23】
3回目。
出だしから良い感じで順調に弾き進み
前回「指先で弾いている」と注意された2ページ目後半に突入
腕を使ってくるくると弾けて、ほっとした瞬間
「難しいところにくると、どんどん速くなる」と新たなご指摘を受けました。
・・・ 

速度コントロールの方法として
「拍の先頭に意識的にアクセントをつけて速度を確認する」
というコツを教えていただき、テンポを戻しました。

想定外の指摘はありましたが「音がきれいになった」と言われて合格。
この2週間、腕全体を動かすことに気をつけながら弾きこんだかいがありました。


【間奏曲118-2】
レッスン3回目。
私の先生はクールですが、指導は熱血。
私が弾く横で、美声でソプラノやバスを歌い、時に指揮をされ
合間に早口コメントが入ります。
「息をひそめて」「対話」「光が差し込む」
くらいまではわかりやすいですが
「ブラームス」「クララ」「ナチュラル(を味わって)」など
これまでのレッスンで説明されていなければ意味不明なコメントも。


今回のレッスンでは、弾き方に合点がいった箇所が2点ありました。

1点は、冒頭にもある3音の重要なテーマ部分。
先生が小さなクレッシェンド記号をさっと書き込みました。
1音目より2音目、3音目とわずかにクレッシェンドを意識して弾いてみると
ずっと悩んで考えて2音目を押し込むように弾くことにした弾き方そのもので
ストンと腑に落ちました。

2点目は、中間部後半で次の赤・青2つの同じメロディーが交錯する部分。
 

『ソプラノは何もしなくても響くからテノールの方を強く弾く』
これまで両方を強めかつ同じ強さで弾いているのに
和音に紛れてテノールの音を追いにくいと感じていました。
思い切ってテノールをソプラノより強調して弾けばいいのだと納得。


途中で弾き方や運指を修正されながらも
3回目にしてようやく時間内に最後まで辿り着きました。
弾き終えた時に集中が途切れて、ふうっと小さなため息をついてしまいました。

「よく頑張りましたね」
「もっと難航するかと思ったけど」
と言われました。

譜読み段階は終了かな。
これからが始まりです。


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連弾

2024-12-18 | ピアノ
参加中のピアノサークルで、ペアを組み連弾をすることになりました。
大人になって初めての連弾。
この年になって同好の士と連弾ができるなんて楽しみ以外の何物でもありません。
子供時代に戻ったようです。

曲決めをすることになった時、
長い間忘れていた憧れの曲があったことを思い出しました。
「ブラームスのワルツ1番(連弾)」


10代の頃、よく家で妹と連弾(?)をして遊びました。
連弾曲ではない普通の曲を2人でそれぞれ右手と左手を分担して弾く、というもの。
1人では難しくて弾けない曲でも2人だとそこそこに弾けます。

いつも最後は、ソナチネアルバム No.13
間違っても構わず、すごいスピードで弾き飛ばして
弾き終わっては2人で楽しさが爆発して笑い転げていました。

その頃、日曜のTV音楽番組でブラームスのワルツ1番の連弾を聴き
あまりにも素敵な演奏にくぎ付けとなり
「ブラームスワルツ集(連弾)」の楽譜を買いに走りました。

  

わずか1ページ。一見、易しそうな楽譜。
早速、妹と2人でトライするも
残念ながら当時、プリモもセコンドも難しくて、歯が立ちませんでした。


ピアノサークルでの選曲の日
眠っていたブラームスワルツ集の楽譜を引っ張り出して持っていきました。
同じ楽譜を持ってきている人もいて期待も高まったのですが
もろもろ事情があり今回は、ブラームスワルツは断念となりました。

私の連弾曲はハチャトリアン「仮面舞踏会 ワルツ」に決定。
私はなぜか力強い音を出す人と思われて(ノクターンしか弾いてないのに)
この曲を推薦されました。
理由はともかく選曲には大満足で、1月から練習開始します。
華やかさの中にも不穏な気配漂う不思議な魅力のあるワルツです。


それでもいつかは弾きたいブラームスワルツ1番。
先日、妹に一緒に弾いてよと言ってみたら
「え~、もう弾けないよ~」と断られました。

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今年の振り返り(ピアノと全く無関係)

2024-12-15 | その他
ピアノと無関係ですが、今年私が頑張った3大イベントを振り返りました。

① 新車購入
4月、13年間乗った愛車を買い替えました。

うちでは同居4人のうち私しか運転免許を持っておらず
田舎の家管理ほか諸々、車は必需品です。

2年前まで、漠然とこの愛車を乗り倒そうと思っていて
買替予算を確保していませんでした。

でもよく考えるとあと10年以上乗りたいし、
今後は周りに迷惑かけないよう自動ブレーキなど最新の安全装備が不可欠。
つまり、買替必須なのに予算ゼロ。
私の計画性のなさは、生まれつきです。

一念発起、
自適生活を返上して 1年間働くことにしました。
昨年2月、ハローワーク65歳以上特別コーナーに行き  
学校のICT支援という仕事を奇跡的にみつけました。
そして今年3月まで1年間週4日、高校生相手に楽しく仕事をしました。

新車納入の日
家族は、車のことは全面私任せなので、単に良かったね、という反応。
1人静かに達成感に浸りました。


② 田舎の草刈り
この夏、初めてシルバーセンターに田舎の草刈りを依頼しました。

昨年までは、月に数回、父と2人で草刈りをしていました。
父は「田舎にくると生き返る」と言い、私も同感。
草刈りは労働というよりは、2人の趣味で
除草剤も撒かずに
ハーブや野菜のほか、ナツメ、梅、柿、ゆずなどの木を育てて収穫もして
毎年、繰り返し、飽きることなく草刈りをしていました。

今年、父が歩けなくなり「私が一人でやるね」と始めたものの
隣家まで5分以上ある辺鄙な山の中の家
昨今、熊とイノシシ、それに加えて強盗まで出没しそうで
1人で泊まるのがこわくなりました。

そんな折、シルバーセンターに依頼できることがわかり
きれいに刈ってもらえて、肩の荷がおりました。


③温泉プロジェクト
9月、自宅介護中の父の白寿祝いの温泉行きを決行しました。

父は、腰椎圧迫骨折を患い、家の中でも歩行器必須、リハビリ中です。
当初、無謀と言われましたが、
温泉ホテルを次の条件で探して、お医者様の許可をとりました。

 ・客室内に露天風呂が付いている
 ・館内を車いすで移動可
 ・車で2時間以内のところ

30分から徐々に長く車に乗ってもらう練習をしました。
振動は腰に響くので、高速でもゆっくり運転。
1年ぶりに昔なじみの散髪屋さんに予約をとって髪もセット。

温泉行きを無事完了しました。

旅行後、父が訪問の理学療法士と看護師さんに
「24時間かけ流しの露天風呂に入った」と自慢げに説明すると
みんなが笑顔になりました。

プロジェクト管理者冥利につきました。



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腕を回転する・ゆっくり弾く

2024-12-10 | ピアノレッスン
レッスンで2点、私としては由々しきことを注意されました。

【ツェルニー40番 No.23】
レッスン2回目。
また、不合格でした。
特に次の右手、6回連続して7度あがるところ。


「腕を回転させて」
「指先だけで弾いているから、良い音が出ない」
とのご指摘です。

正直なところ、ツェルニーはかなり好きで
昨年のレッスン再開時に「ツェルニーもやりましょう」と
言われて異存なく、楽しく続けてきました。
モーツァルトの曲のように軽やかで良い音が出せている(自己評価)、
腕も使っている、と思っていただけに
「指先で・・」と言われて大ショックです。

「腕を柔らかく回転」して深い良い音を出すことが
急遽、私のテーマになりました。


【ブラームス間奏曲118-2】
レッスン2回目。
最後まで通すつもりで、前回より少し速度もあげて弾き始めました。

が、メロディーラインが出せなかったり、音が濁ったり
いいかげんなところがボロボロとでてきて
先生が「う~ん」と呆れるような声を出されたのを合図に
破綻、中断しました。

「この曲は、ゆっくり弾くのが仕上げるための近道ですよ」
と諭すように言われました。 

いいかげんな弾き方をしてしまって、大失敗。

初めに戻って、ゆっくり 1音1音を確認しながら弾き始めると
余裕がでたのか、複数の声部が独立して聞こえてきて
1回目よりは、素敵な感じで(自己評価)弾くことができました。

中間部の後半、一番好きな部分では思い通りの音が出せて
先生にもやっと「そうです」と頷いてもらえました。
中間部の終わりまでで 45分のレッスン終了。

この曲をきちんと仕上げたいので
今月いっぱいは、ゆっくりひたすら正確に弾こう、と思いました。

ゆっくり弾くほどに、物悲しくて優しい音色が際立ってきます。



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