ピアノとともに

定年後の再開ピアノ。新たに学ぶ1曲1曲が大事なものになりました。

レッスン(ダメダメと楽しみがないまぜ)

2024-11-11 | ピアノレッスン
久々のピアノレッスンは
一言でいうと、ダメダメでした。
帰宅してからも引きずっていたのか
家族に「きょうは動作がやけに緩慢だけど、疲れてる?」と聞かれました。

いずれにしても
約3か月取り組んできた「月の光」は、今回で終了。


レッスンでは、はじめにツェルニーを弾きます。
ツェルニー40 - No.22 は、めずらしく単純な(かつ楽しくない)曲で
少し直されたあと「いいですよ」と言われて合格。

気を良くして「月の光」を弾き始めると
まもなく、後ろで聴いていた先生に止められて
「もっと流れるように」と
初めからやり直し。
冒頭、もったり弾きすぎていたようです。
中間部では
「左手、なでるように弾けない?」と言われて
トライすると
「速く弾いてごまかさないで。」
鋭いご指摘です。
「Gの音をもっと出して」
「レガートで」
という具合に何度も止められて
今回、先生も私も仕上げのつもりだったはずなのに
気づくと大幅時間オーバー。

「キリがないから『月の光』はこれで終わりにしましょう」
合格というよりも、まさかの打ち切り。

気持ちの切り替えが難しいです。
前回載せた演奏動画もダメダメってことになるので削除したくなりましたが
まあ、これが実力なので仕方ないか。

切り替えなければ。

次の曲は
「ブラームスの間奏曲118-2」
弾きたい曲を聞かれて思いつかず、先生に選んでいただきました。
初めての曲です。

シューマンの弟子だったブラームスが敬愛するクララに献呈した曲で
シューマンに倣って「クララ・コード」をこの曲に組み込んでいるそうです。
「クララ・コード」は、もともとは、シューマンがクララのために考えた
ダヴィンチ・コードのようなもの。
「子供の情景」の全曲に隠れている。
「子供の情景」は、どれも物語が始まるような印象的な曲ばかりで大好きでしたが
こんな秘密があったなんて驚きです。
先生が「クララ・コード」を含むいろいろなメロディーを弾いて下さいました。

新しい曲を始めるときはいつも、子供時代と変わらず、ワクワクします。
クララ・コードのことを知り、間奏曲がいっそう楽しみになってきました。

かといって、打ち切りショックが和らいでいるわけではないです。


コメント
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