ピアノとともに

定年後の再開ピアノ。新たに学ぶ1曲1曲が大事なものになりました。

ペダルの扱い

2025-02-10 | ピアノ
自分の古いアップライトピアノを一生弾き続けたい気持に変わりはないのですが
最近、小さなジレンマに陥っています。

【ソフトペダル】
ウナコルダ(una corda) やコンソルディーノ(con sordina)の指定があるところで
アップライトでソフトペダルをどう扱えばよいのか、目下、悩み中なのです。

●una corda
   
●con sordina
   
   
昔習っていた時には、ソフトペダルを一度も使ったことがありません。
con sordina はもちろん una corda という用語も知らず
特に先生から指示されたこともありませんでした。

それが、約2年前のレッスン再開後にショパンのノクターンNo.2を弾いた時
初めて次の楽譜の部分でソフトペダルを使うと良いと言われました。

ソフトペダルにしてみるとグランドピアノでもアップライトでも同様に
特に赤の部分が儚げな音になり、なるほどねと思って以来
ノクターンNo.2ではこの pp の少し前から2小節、ソフトペダルを使っています。
     

さらにその後、「月の光」や「間奏曲」のレッスンを受けると
 una cordaのオンパレード状態。

「月の光」は、はじめから con sordina なので
ソフトペダルを踏んでから弾き始めていました。
トータルするとソフトペダルを踏んでいる方が踏まない時間よりずっと長くて
基本的にppp のところは全てソフトペダル。

「間奏曲」も、楽譜に指定があるところに加えて pp の部分でソフトペダル。


問題は・・
練習時、アップライトでソフトペダルを踏むと音も響きもかなり弱まります。
あまりに弱くなるのをカバーしようとしたためか自分でも気づかないうちに
ソフトペダルの時に強めに弾くヘンなクセがついてしまいました。
そのままレッスンを受けて
「ウナコルダなのに音が強い」と、何度か注意されました。

これにやっと気づいて、最近では
アップライトの時に限り、ソフトペダルを使うのを最低限に抑えようとしています。

まずは、指定されたところでソフトペダルを使ってみて、良い感じならそのまま。
もっと響かせたいと思う部分ではソフトペダルはやめて
自分で頑張ってピアニッシモにします。

これで問題はほぼ解決?と思ったのですが
困ったことにアップライトでの普段の練習でソフトペダルを使わないと
グランドピアノで弾く時にかなりの確率で踏み忘れます。
踏み忘れると動揺して、次のフレーズから踏もうとかこのままいこうとか考えることが増えて
その間、ピアニッシモに集中できなくなります。
そして「ウナコルダなのに音が強い」を再現。


【ダンパーペダル】
最近になって何度か、ペダルの音が濁ると注意されました。
私の右ペダルの踏み方が浅くて完全にペダルが離れない、
もっとつま先ではなく深く踏まないといけないらしいのです。

意識したこともなかったペダルの踏み方。
注意されてからというもの、時々、妙に意識して右足に力が入って疲れます。
家のピアノだと自然にできるのに。
最近は、レッスンには柔らかめの靴で行くのですが
毎回、靴を脱ぎ捨てたい衝動に駆られています。


右も左も、足技全般が苦手。
時々グランドピアノのレンタル室で練習して、慣れていくしかないのかな。

コメント
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