まいど!にゃんこふです。
やった!
私が渋谷の「SUMIYA(すみや)」で見つけたレコードは間違いなく「THE ROCKY HORROR SHOW」のレコードでした。ただし「Original Roxy Cast」というモノ。
実はこれを見つけたすぐ後で、もう1枚の異なる「THE ROCKY HORROR SHOW」のレコードを見つけたのです。
PARCOと言えば、私バイトしてた事があるんですよ。
途中、山手教会があり、その地下には伝説のライブハウス(小劇場)「ジャンジャン」が営業してました。
やった!
とうとう探し求めていた「ロッキーホラーショー」のレコードを見つけました。
…見つけたのですが…
ここでちょいとした問題が発覚したのです。
いえ、問題って言うと語弊があるかも知れません。
どちらかと言うと「ロッキーホラーショー」に対する私の知識不足に起因するものだったのですが…。
私が渋谷の「SUMIYA(すみや)」で見つけたレコードは間違いなく「THE ROCKY HORROR SHOW」のレコードでした。ただし「Original Roxy Cast」というモノ。
実はこれを見つけたすぐ後で、もう1枚の異なる「THE ROCKY HORROR SHOW」のレコードを見つけたのです。
最初の1枚とは全く異なるかなりポップなデザインのジャケットで、こちらには「ORIGINAL LONDON CAST」と言う表記があります。
最初は頭の中に「?」が大量発生し、かなり混乱してしまいました。
今だったらスマホでググれば、難なく解決する話なんですけどね。当時は、この2枚を前に真剣に考えこんでしまいました。
で、考えた末に出た結論。
私が観たあの映画、元は舞台で上演されてた作品なのではないのだろうか?
「ORIGINAL LONDON CAST」とあるのは、英国ロンドンで上演された際のキャストによるレコーディング盤。
「Original Roxy Cast」は、う〜ん「Roxy」ってなんだろ?
でも、まあ上演された地名もしくは、劇場の名前であろうと結論づけました。
後にこれは正解だったと分かるのですが、そうなると映画のサントラ盤の存在がますます気になってくる訳です。
ここで気を取り直して、再度ミュージカルのラックでの捜索を再開しました。
が…残念ながら、サントラ盤を見つける事はできませんでした。
取り敢えず見つけたこの2枚を購入する事も考えましたが、やはりここは初志貫徹。まずは映画のサントラ盤のゲットを目指す事にしました。そして2枚のレコードをラックの人目に触れない隅っこに戻し(笑)レジへと向かいました。
レジでは男の店員さんが何やら書類に目を通していましたが、私に気付き顔を上げました。
「いらっしゃいませ」
「あ、あの、ロッキーホラーショーのレコードってありますか?」
「あれ?ラックにありませんでしたか?」
「あ、あの舞台版じゃなくて、映画の方なんですが…」
「ああサントラ盤ですね。う〜ん、今は在庫切れですが、お取り寄せできますよ」
そう言ってにっこり笑う店員さんには、後光が差していました(笑)
「お、お願いします」
「大体2週間から1ヵ月程で入荷すると思いますが、よろしいですか」
「あ、は、はい。大丈夫です、待ってます」
入荷したらハガキで連絡してもらう事にして店を出ました。
まだ現物を手にしてはいないものの、嬉しさのあまり口元が緩んでしまいます。
この日はレコード探し以外に目的もなかったので、渋谷の街をぶらぶらして帰る事にしました。
青山界隈とは違って、普段から買い物や映画を観によく来てたので緊張する事もありません。地理的な事からすれば新宿の方が断然近くて便利なのですが、ちょっと苦手だったんです新宿。
まだ109もハンズも文化村もなかったんじゃないかな…とりあえずハチ公口から三千里薬局を右手に見つつスクランブル交差点を渡ってセンター街へ。平日なのに人でごった返す通りを抜けて西武百貨店のある井の頭通りに出ます。ここにも小さい映画館が2軒ありました。西武の地下1階の雑貨屋さんと本屋を覗いて地上に出て、今度は井の頭通りを宇田川町方面へ。
少し歩くと右手に細い坂道があります。坂と言っても道は階段状だったような。
そう、ここがスペイン坂。なんでもスペイン風の内装やメニューで有名だった喫茶店(レストラン?)があった事が、その名の由来だとか。当時はまだあったのかな?ちょっと記憶にありません。
小さな間口の雑貨屋さんとかカジュアル系の服屋さんが両サイドに並んでたのは、なんとなく憶えてます。
そこにあった「大中」って言う中華雑貨屋さんで、なぜかカンフーシューズ(笑)を衝動買いした記憶があります。もっとも購入後は一度も履きませんでしたが(笑)
そうだ!当時のスペイン坂と言えば、ラブホテルですね(笑)。
坂を上りきった左手にありました。PARCO目の前ですよ、すごいですね。
というか、宇田川町界隈は元々その手のホテルや旅館が多い土地柄だったそうで、若者の街なんて呼ばれる前は、間違いなく大人の街であったようです。
PARCOと言えば、私バイトしてた事があるんですよ。
と言ってもファッション関係じゃなく、当時テナントして入ってた甘味処。調理と接客やってました。
土地柄か芸能人の方の来店も多く、当時人気の女性アイドルにみつ豆作ってお出しした事もあります。名前は出しませんが、うん、めちゃくちゃ可愛いかったです。良い匂いもしたし(笑)
PARCO横を抜けて公園通りへ。左に行けば渋谷公会堂やNHKのある代々木方面へ、右に行けば渋谷駅方面に戻ります。
途中、山手教会があり、その地下には伝説のライブハウス(小劇場)「ジャンジャン」が営業してました。
当時ロングランで上演してた「授業」っていう芝居を観た事があるのですが「不条理劇」なんて言われる通り、私には難解すぎてよくわかんなかったです。
でも、定期的にやってた某バンドのライブには良く行きましたね。エレキの音をあんな間近に聴いたのは初めてでした。だって「ジャンジャン」って本当に小さい小屋なんです。キャパシティは100人位だったでしょうか。お古い所ではよしだたくろう氏のライブ盤の舞台がここでしたね。
昔を思い出しながら色々書いてるうちに渋谷に行きたくなってしまいましたが、この歳になるとなかなか難しいですね。
まあ、若い頃の記憶をネットでググった情報で補完しながら一人楽しむ事にしましょう。
ようやく念願のサントラ盤を入手できる運びになりましたが、またまた話が脱線してしまいました。
という訳で、次回「サントラ盤ゲットだぜ」編でキミと握手!ってなんだこれ?(笑)
to be continued