JUN SOUNDSYSTEMが影響を受けた私的名盤をうすーく語る。
主に若かりし頃に沢山聴いた音楽を紹介していきます。
中期ビートルズを思わせる楽曲と儚い歌声。Elliott smith/XO エリオット・スミス/エックスオー
自死(ひょっとしたら違うかもしれないという懐疑的な記事も見たことがあります)で不慮の死を遂げた
エリオット・スミスの四枚目の作品。もう、ほんと好みです。彼の作る楽曲は。
よく聞く意見だと、「暗いビートルズ」なんて言われてますね。否定もしないけど肯定もしません。
彼はソロデビュー前、もともとハードコア・バンド『ヒート・マイザー』のギタリストとしてCDもリリースしてます。
しかし、(彼が言うには)所属レーベルが自分のソングライティングに目を付け、半ば自分との契約のためにバンド自体と
契約し、そのことが彼自身には他のバンドメンバーへの背徳行為と思えたようで、後々彼を苦しめる1つの要因になって
しまったようです。(実際、バンドとしてのCDリリースはなくなるが、エリオットのCDはリリースされている。)
その後、リリースされた彼の作品が、のちに『グッド・ウィル・ハンティング』を撮る監督ガス・ヴァン・サントの目に
とまり「ミス・ミザリー」を、上記作品の主題歌として書き下ろし、それが大ヒット。一躍、音楽的な成功を収めることに
なったというわけです。『グッド・ウィル・ハンティング』はアカデミー賞の「脚本賞」を受賞。「ミス・ミザリー」も
主題歌賞にノミネートされました。
遅れましたが、このCD是非日本盤で買ってください!てか絶対!ボーナストラックとして、「ミス・ミザリー」が入っています!
エリオット・スミス自身がアルバム収録曲としなかったのだから、それは邪道だ!なんて言わないで下さい。良いモノは良い!!
Elliott Smith at the Oscars
他にも、個人的に最高の名曲だと思う「ワルツ#2」や、「エヴリバディ・ケアズ、エヴリバディ・アンダースタンズ」
「アイ・ドント・アンダースタンド」、 「オー、ウェル・オーケー」「ボトル・アップ&エクスプロ-ド!」などなど、かなり良いです。
Elliott Smith - Waltz #2
Everybody Cares, Everybody Understands
ELLIOTT SMITH - I Didn't Understand (live on 2 METER SESSIONS) 1999
最後に、エリオットは、急逝する前までアルコールやドラッグの依存症に苦しんでいたようですが、それから彼を救ったのは
死というあまりに皮肉で残酷な結果でした。
彼の分身でもある作品たちを愛聴することが、私たちに唯一出来る弔いなのでしょうか。
※筆者は音楽活動をしています。以下のYou Tubeより視聴、チャンネル登録して頂けると嬉しいです!!※
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