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投錨備忘録 - 暇つぶしに借りた本のメモを残すブログ

新・「超」整理手帳 運用開始 その(2)

鉛筆復活。

筆記用具の話。

私は万年筆を愛用していたことがある。普段の筆記に使っていた。細かいことは忘れたがモンブランの製品だった。ある日、ペン先が金属疲労をおこして折れてしまったので、次も同じモノをと思ったのだが、万年筆もたいそうかなと思い始めて、代わりになる筆記用具を探した。色々試した結果、三菱鉛筆のuni-ball Signo 極細0.38とpentelのFybrid Fine 04と言う水性ボールペンを選んだ。まあ調子が良かったのだろう、それからかなりの本数を使いきった。

Bindex-Nにもこれで記入していた。Bindex-Nのダイアリーは見開き一ヶ月のモノを使っていたから、当然一日の欄も少ない。一行しかない。メモや住所録にしても行の幅が狭い。その限られたスペースにそれなりの内容を詰め込もうとすると、細いペンで書き込むしかなかった。そう思っていた。

一旦水性ボールペンで書くと決めると、何故か他の筆記用具から遠ざかる。ノートにしてもメモにしても同じようにペンを使うわけで、行の幅が広かろうと白紙だろうと、一旦癖がついたチマチマとした記入の仕方は直らない。けっこう肩がこる。

最近、モールスキンのボラントコレクションを使うようになって鉛筆が復活。pentelの0.9mm芯のシャープペンシルだけどね。モールスキンのボラントコレクションの薄っぺらいメモ帳を本に栞(しおり)代わりに挟み込んで携帯し、読みながらメモを取る。この紙質と鉛筆がよく合う。

文字が歪もうが違っていようが気にしない。文字の大きさもマチマチ。なんだか気分が良い。大げさに言えば何か解き放たれた感じがした。どうせ私のメモである。後世の人が見るようなものじゃない。平民宰相原敬の学生時代のノートとか南方熊楠のメモとか手塚治虫の小学生時代のノートとかは、遠いところにある。

別に原敬や南方熊楠を意識して生きてきたわけじゃないけど(笑)

と言うことで新・「超」整理手帳にも同じシャープペンシルで書き込んでいる。





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