人間ドックで腫瘍マーカーの値が高く再検査になったのが昨年の8月。2018年も再検査になり、その時は咳が続いていて調子が悪かったこともありドキドキしながらCTを受けたが何事もなかった。あの時は咳が続くのは鼻炎だと分かり薬局に行って薬を買った。
一昨年も再検査になっていたが無視。しかし一昨年の10月頃から胸が痛み始め、昨年の5月には河川敷をランニングしていたら息が続かず走れなくなった。朝、駅の階段を駆け上がると息も切れる。鳩尾あたりに圧迫感があり息苦しい。そんな状況で人間ドックを受け再検査。昨年の12月には血痰も出た。さすがに覚悟したが病院に行く気になかなかなれず、やっとこの2月に再検査を受けた。今回は大腸検査もついてきた。
今日二つの結果が出た。大腸は異常なし。肺は肺気腫。肺気腫は中度の初期。元には戻れないが進行は止めることができる。薬で治療。ただ血液検査の値は良くない。CTとレントゲン、痰の検査は白だが血液検査は期間を置いて継続。
ほっとした。検査先、入院先、治療費の捻出、退職、引っ越し、諸々の契約の解除。これからやることをメモして消し込んでいたが、それも検査先のところで中断。
最悪の結果が出ることばかり考えていて何もする気になれず日々悶々として過ごしてきたが現金なものでまたやる気が出てきた。
昨日、母から葡萄の温室を解体する契約を進めて良いかと電話があった。新阪急ホテルのロビーを抜けて帰宅する途中だった。母からの連絡はLINEメッセージが常だったので音声での連絡は少々ドキッとする。コロナ禍の今、業者も仕事が少ないようで、以前屋根の修理を頼んだ業者の訪問があったそうだ。
ガラスが傷んできた温室の解体は急がなければならなかったが、自分たちが住む家や周りの納屋の修理を先行させた。屋根瓦の貼り替えの時、そこで働いていた人が直接頼んでくれと格安の解体見積もりを置いて行っていて、そこに頼むことは決めていたのだが時期は決めていなかった。昨日は母に解体を進めようと返事をしたが、果たして自分はそれに付き合えるのかどうか自信がなかった。これで安心して解体に付き合える。
その前に古びた革靴を新調しよう。会社に履いていく靴。会社を辞めるかもしれないのに靴なんて買う必要もないと思っていたのだ。
新しい靴を買おう。