ヘリコプターが運用できて戦車が運べて陸戦要員も載せられて作戦の指揮もとれるという、これまた韓国人らしく
ヘリコプターを甲板から格納する際、また荷物や車両を上の甲板へと上げるために使うエレベータがある。ぽっかり開いた開口部の向こうに甲板から下がりかけたエレベータが見える。
珍しいのでメモとして残しておこう。
海軍初の大型輸送艦「独島艦」が前線に 韓米連合上陸訓練に初めて投入 今月14日午後1時47分、東海岸の浦項沖合い。韓米海軍・海兵隊が11日から7日間の日程で慶北浦項周辺海域にて連合上陸訓練を行っている。 海岸への上陸13分前。陸地からおよそ4キロ離れた独島艦には緊張が走った。韓米連合上陸軍司令官のイ・チウィ(海軍士官学校32期)海兵隊副司令官(少将)が「突撃!」と叫んだ。続いて2時ちょうどに、タッチダウン(海岸上陸)を目標に海上で待機していた韓米連合軍の上陸用装甲車77台が一斉に陸地に向かって突進した。 海岸では、5000トン級韓国型駆逐艦の文武大王艦など韓国軍戦闘艦の127ミリ口径の艦砲を1300発発射した場合に砲弾が陸地で爆発する状況を想定し、予め砂浜に隠してあった爆弾が爆発した。火の柱と煙が立ち上ると同時に仮想敵軍の戦車砲や機関銃が火を噴き、海岸に向かうため装甲車に乗り移った記者にまでその振動が感じられた。 今回の作戦は、韓国軍が上陸作戦全般の総指揮を行った最初の韓米連合上陸訓練であると同時に、韓国初の大型上陸艦である1万4000トン級独島艦が初登場した訓練でもある。 ◆韓国軍による初の訓練指揮と統制 目標時間である「Hアワー」1時間30分前、独島艦に「KAAV(韓国型上陸装甲車)固定解除、上陸軍KAAV搭乗、ヘリ離陸60分前」という艦内放送が響くと、上陸軍と乗務員の動きが慌しくなった。 今回の訓練には韓米双方から20隻の艦艇と航空機60機以上、兵力8000人以上が動員された。韓国軍はトクソク里、米軍はそこから4キロ離れたファジン里に上陸するのが目標だ。 独島艦の登場で最も変わったのは、作戦遂行範囲が広くなったことだ。以前は沿岸に兵力を上陸させるのが主な目的だったが、独島艦の登場で水平線の向こうからの作戦が可能になったのだ。 韓国海軍と海兵隊の首脳部は、今回の訓練で独島艦内に設置された機動部隊指揮所(TFOC)と上陸軍指揮所(LFOC)で作戦の総括指揮を行った。上陸を指揮する上陸機動部隊司令官(海軍第5船団長)、海兵隊で構成された上陸軍司令官(海兵隊副司令官)も双方共韓国軍が担当した。海軍関係者は「韓国海軍が初めて韓米連合訓練を指揮・統制したというのが、今回の訓練での最も大きな意義だ」と述べた。 ◆ベル連合軍司令官「非常に感動した」 2泊3日にわたり内部で取材を続けた独島艦は、予想以上にさまざまな能力や機能を有していた。スマートLレーダーは400キロ以内の目標1000以上を探知、追跡する。 独島艦に設置されたさまざまな指揮所(上陸軍・上陸機動)は、C4Iなどハイテク通信・情報施設を備えている。独島艦関係者は、「空中と海上で展開されているあらゆる兵力や艦艇、航空機など戦場を一目で把握しながら指揮ができる」と述べた。ここを視察したベル韓米連合軍司令官も「非常に感銘を受けた」と何度も口にしたという。 張一鉉(チャン・イルヒョン)記者 朝鮮日報/朝鮮日報JNS http://www.chosunonline.com/article/20071117000029 |