ゴッホと日本展
1992年2月18日〜3月29日
京都国立近代美術館
1992年4月4日~5月24日
世田谷美術館
現在巡回中の「ゴッホ展-巡りゆく日本の夢」(東京都美術館:1/8終了。京都国立近代美術館:1/20開始)は、ゴッホと日本の関係に焦点を当てた展覧会であるが、そのような展覧会は、25年ぶりのことである。
前回は1992年。京都国立近代美術館と世田谷美術館で開催した「ゴッホと日本展」。
出品内容を確認する。
全てゴッホ美術館からの出品。
1:ゴッホ作品
31点(油彩21点、他10点)
《時代別》
・アントウェルペン時代
2点(油彩2点)
・パリ時代
12点(油彩9点)
・アルル時代
9点(油彩5点)
・サンレミ時代
6点(油彩4点)
・オーヴェール時代
2点(油彩1点)
2:ゴッホの同時代作家の作品
13名19点
(うちベルナール7点)
3:ゴッホの遺品
4点
4:ゴッホ兄弟が収集した浮世絵
51点
出品目録が京都国立近代美術館サイトに掲載されている。
出品目録上は、ゴッホ、同時代の作家、浮世絵を分けて記載しているが、展示は3者が混ざり合っていただろう。
東京会場では特別出品として安田火災の《ひまわり》も展示されたようだ。
ゴッホの日本趣味を表す浮世絵の模写作品については、この時は、《日本趣味:雨中の橋(広重を模して)》が出品されている。
油彩画作品では、サンレミ時代の《花咲くアーモンドの枝》が目立つ感じ。1890年、弟テオに子どもが生まれたことを祝して、制作された作品。
あと、《アイリスの咲くアルルの眺め》。2017-18年の展覧会にも出品されていて、京都会場ではチラシのメインに使われている。