2021年5月7日、東京都・大阪府・兵庫県・京都府に対する緊急事態宣言の延長がなされた。期間は4月25日(日)〜5月31日(月)(延長前:〜5月11日)。
また、愛知県・福岡県に対して緊急事態宣言が発出された(5/12〜5/31)。
また、首都圏では、神奈川県・埼玉県・千葉県のまん延防止等重点措置が5/31まで延長された。
これを受けた都内の美術館・博物館の開館状況を確認する。
(5/13時点。私の行動範囲内の確認)
【5/13時点】
・都立美術館・博物館は都の緊急事態措置として5/31まで臨時休館。
・(5/10)東京国立博物館や東京国立近代美術館は文化庁の方針により5/12から再開。
→(5/11)東京都の要請を受け、文化庁の方針の変更により、臨時休館を当面の間継続へ。
・他の美術館(公立・私立)も休館を継続。
Bunkamuraでは、劇場(シアターコクーン)も、映画館(ル・シネマ)も、ギャラリーも、コンサートホール(オーチャードホール)も、レストラン(✳︎アルコール提供休止) も、各種ショップも、5/12以降順次営業を再開するのに対して、美術館(ザ・ミュージアム)のみが臨時休館を継続。
何故こうなってしまったのか?
→(5/13)山種美術館、太田記念美術館、アーティゾン美術館が5/15からの再開を発表。
・以下、今回確認した情報を下線表示。
1 国立博物館、美術館など
☆当館(東京国立博物館)は、総合文化展を5月12日(水)、特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」を14日(金)より開館する予定でしたが、東京都の要請を受けて、新たに示された文化庁の方針により、当面の間、休館を継続いたします。
☆東京国立近代美術館は5月12日(水)より再開の予定でしたが、東京都からの要請を受け、文化庁の方針が変更されることとなりました。これにより、当館では臨時休館の延長が決定いたしました。
☆国立新美術館は5⽉12⽇(⽔)より再開の予定でしたが、東京都からの要請を受け、⽂化庁の⽅針が変更されることとなりました。 これにより、当館では臨時休館の延⻑が決定いたしました。
東京国立博物館
臨時休館:4/25〜当面の間→5/12より再開 → 臨時休館延長(当面の間)
「国宝鳥獣戯画のすべて」展
4月13日〜5月30日
→(5/10) 5/14より再開、5/12より事前予約開始。
→(5/11) 臨時休館を5/12以降も継続、再開は未定。
「国宝 聖林寺十一面観音―三輪山信仰のみほとけ」展
6月22日~ 9月12日
東京国立近代美術館
臨時休館:4/25〜5/11→5/12より再開 → 臨時休館延長(当面の間)
「あやしい絵」展
3月23日〜5月16日
→(5/10) 5/12より再開。残り会期は20時まで開館。
→(5/11) 結局、再開することなく終了。
「隈研吾」展
6月18日〜9月26日
国立新美術館
臨時休館:4/25〜5/11→5/12より再開 → 臨時休館延長(当面の間)
「佐藤可士和」展
2月3日〜5月10日
→4/24をもって閉幕。
「ファッション イン ジャパン 1945-2020―流行と社会」展
6月9日〜9月6日
国立西洋美術館
・修繕工事のため長期休館中。
国立公文書館
臨時休館:4/25〜当面の間
「1964 高度成長と東京オリンピックの時代」展
4月10日〜5月23日
2 都立美術館・博物館
全て、5/31まで臨時休館を延長継続。
東京都美術館
臨時休館:4/25〜5/11 →〜5/31
「イサム・ノグチ 発見の道」展
4月24日〜8月29日
江戸東京博物館
臨時休館:4/25〜5/11 →〜5/31
「富嶽三十六景への挑戦 北斎と広重」展
4月24日〜6月20日
東京都現代美術館
臨時休館:4/25〜5/11 →〜5/31
「ライゾマティクス_マルティプレックス」展
「マーク・マンダース —マーク・マンダースの不在」展
3月20日〜6月20日
東京都庭園美術館
臨時休館:4/25〜5/11 →〜5/31
「建物公開2021 艶つやめくアール・デコの色彩」
4月24日〜6月13日
東京都写真美術館
臨時休館:4/25〜5/11 →〜5/31
「新・晴れた日 篠山紀信」展
5月18日~8月15日
3 都内の公立美術館
府中市美術館
臨時休館:4/25〜5/11 →〜5/31
「与謝蕪村」展
3月13日〜5月9日
→4/24をもって閉幕
「映えるNIPPON 江戸~昭和 名所を描く」展
5月22日〜7月11日
板橋区立美術館
臨時休館:4/26〜5/11 →〜5/31
「さまよえる絵筆ー東京・京都 戦時下の前衛画家たち」展
3月27日〜5月23日
→閉幕?
「館蔵品展 はじめまして、かけじくです」
6月5日〜7月4日
渋谷区立松濤美術館
臨時休館:4/27〜5/11 →〜5/31
「フランシス・ベーコン」展
4月20日〜6月13日
すみだ北斎美術館
臨時休館:4/25〜5/11 →〜5/31
「しりあがりサン北斎サン」展
4月20日〜6月27日
目黒区美術館
臨時休館:4/25〜5/11 →〜5/31
「マニュエル・ブルケール 20世紀パリの麗しき版画本の世界」展
4月22日〜6月6日
世田谷美術館
臨時休館:4/25〜5/11 →〜5/31
「アイノとアルヴァ 二人のアアルト」展
3月20日〜6月20日
練馬区立美術館
臨時休館:4/25〜5/11 →〜5/31
「8つの意表~絵を描く、絵に描く、画家たちのキセキ~」展
4月30日〜6月20日
→開幕延期。
4 都内のその他美術館等
三菱一号館美術館
臨時休館:4/25〜当面の間 →引き続き、当面の間、臨時休館(サイトトップページの開館カレンダーについて、東京都の休業要請に従い、5月末日まで「休館」と表示)
「コンスタブル展」
2月20日〜5月30日
「三菱創業150周年記念 三菱の至宝展」
6月30日〜9月12日
アーティゾン美術館
臨時休館:4/29〜5/9
展示替休館:5/10〜14 →5/15から再開
「STEPS AHEAD展」
2月13日〜9月5日
東京ステーションギャラリー
臨時休館:4/27〜当面の間 →引き続き5/12以降も休館
「コレクター福富太郎の眼」展
4月24日〜6月27日
三井記念美術館
臨時休館:5/1〜5/11 →〜5/31
(〜4/30は展示替え休館)
「茶箱と茶籠」展
5月1日~6月27日
出光美術館
臨時休館:4/27〜当面の間
「茶の湯の美」展
4月13日〜5月30日
東京藝術大学大学美術館
臨時休館:4/25〜未定
「渡辺省亭」展
3月27日〜5月23日
→臨時休館を継続。
パナソニック汐留美術館
臨時休館:4/28〜当面の間
「クールベと海」展
4月10日〜6月13日
サントリー美術館
臨時休館:4/25〜5/11 →〜5/31
「ミネアポリス美術館 日本美術の名品」展
4月14日〜6月27日
森美術館
臨時休館:4/25〜5/11 →当面、臨時休業を延長。ただし、森アーツセンターギャラリーは5/12より再開。
「アナザーエナジー展」
4月22日〜9月26日
山種美術館
臨時休館:4/27〜5/11→臨時休館中(開館に向けて検討中)。 →5/15から再開
「百花繚乱」展
4月10日〜6月27日
根津美術館
臨時休館:4/25〜5/11→〜5/31
「国宝燕子花図屏風」展
4月17日〜5月16日
→再開することなく閉幕。
「茶入と茶碗」展
5月29日〜7月11日
→開幕延期。
太田記念美術館
臨時休館:4/25〜宣言解除まで →5/15から再開
「江戸の敗者たち」展
4月15日〜5月16日
「鏑木清方と鰭崎英朋」✳︎
5月21日〜6月20日
✳︎2020年2月開催も、会期を3週間以上残して中止となった展覧会の再開催。
Bunkamuraザ・ミュージアム
臨時休館:4/25〜5/11 →当面の間臨時休館継続。
「古代エジプト展」
4月16日〜6月27日
SOMPO美術館
臨時休館:4/25〜5/11 →5/12以降も引き続き休館
「モンドリアン展」
3月23日〜6月6日
「ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ」展
6月25日〜9月12日
東京オペラシティアートギャラリー
臨時休館:4/25〜5/11 →5/12以降も引き続き当面の間休館
「ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展」
4月17日〜6月20日
ワタリウム美術館
→4/25より事前予約制(1時間10名以内に限定)を導入したうえで開館継続の模様。
「町へ出よう展 それは水の波紋から始まった」
2月6日〜6月6日
大倉集古館
臨時休館:4/27〜5/11 →5/12以降、休館を継続。
「彩られた紙―料紙装飾の世界」展
4月6日〜6月6日
印刷博物館
臨時休館:4/28〜当面の間
「和書ルネサンス 江戸・明治初期の本にみる伝統と革新」展
4月17日〜7月18日
日本民藝館
現時点では開館継続の模様
「日本民藝館改修記念 名品展1―朝鮮陶磁・木喰仏・沖縄染織などを一堂に」展
4月4日~6月27日
五島美術館
臨時休館:4/25〜5/14 →〜5/31
「館蔵 春の優品展 古筆を知る」
4月3日〜5月9日
→4/24をもって閉幕
「館蔵 近代の日本画展」
5月15日〜6月20日
静嘉堂文庫美術館
臨時休館:4/25〜宣言の解除まで →引き続き休館を継続
「旅立ちの美術」展
4月10日~6月6日