東京でカラヴァッジョ 日記

美術館訪問や書籍など

2012年 展覧会ベスト10

2012年12月31日 | 展覧会(日記)

今年見た展覧会のお気に入りベスト10です(今年が3回目)。結果的に11展を挙げることとなった。



1:シャルダン展
2012年9月8日~2013年1月6日
三菱一号館美術館

シャルダンとの出会いが待っていた展覧会。
このような西洋画家のレベルの高い回顧展を開催してくださった関係者に感謝します。


2:マウリッツハイス美術館展
2012年6月30日~9月17日
東京都美術館

1984年開催の展覧会がまさかの再来。
フェルメール2点よりむしろ、レンブラント、ヤン・ステーン、カレル・ファブリティウスをじっくり見ることができたのが幸せだった。


3:ベルリン国立美術館展
2012年6月13日~9月17日
国立西洋美術館

フェルメール・イヤーの2012年、来日点数は全6点。
一番のお気に入りが「真珠の首飾りの少女」。この1作の威力で上位入り。


4:ボストン美術館 日本美術の至宝 
2012年3月20日~6月10日 
東京国立博物館

海を渡った二大絵巻「吉備大臣入唐絵巻」「平治物語絵巻 三条殿夜討巻」の一挙公開。
11点の曾我蕭白。(千葉市美術館の「蕭白ショック!!」もよかった)
機会があれば、大阪で再会したい。


5:フェルメールからのラブレター展
2011年12月23日~2012年3月14日
Bunkamuraザ・ミュージアム

正面にアムステルダム国立美「手紙を読む青衣の女」、右手にワシントン N.G.「手紙を書く女」、左手にアイルランド N.G.「手紙を書く女と召使い」。
三方をフェルメールに囲まれる喜び。


6:バーン=ジョーンズ展
2012年6月23日~8月19日
三菱一号館美術館

名前は認識しており、各種展覧会で1~数点の作品を見る機会は何度もあったものの、印象を残すには至らなかった画家。
初めてその世界に触れることができた。


7:レーピン展
2012年8月4日~10月8日
Bunkamuraザ・ミュージアム

近代ロシア絵画の巨匠レーピンの作品をまとめて見ることができた。
「浅瀬を渡る船曳き」「皇女ソフィア」「思いがけなく」など印象に残る作品多数。


8:お伽草子-この国は物語にあふれている-
2012年9月19日~11月4日
サントリー美術館

今年は絵巻を堪能する機会が多かった。
そのなかでも、3週連続で通った本展は、多数の絵巻が展示され、その楽しさを味わうことができた。
「長谷雄草紙」「掃墨物語絵巻」「しぐれ絵巻」「蛙草紙絵巻」「百鬼夜行絵巻」など、お気に入り多数。


9:北京故宮博物院200選
2012年1月2日~2月19日
東京国立博物館

神品「清明上河図」。10回列につき、待ち時間は計約19.0時間、鑑賞時間は計0.75時間。
寒い時期に馬鹿げたことをした。若気の至りとしかいいようがない。なお、入場者総数は258,252人とのこと。


10:絢爛豪華 岩佐又兵衛絵巻(全3期)
2012年3月3日~6月5日  
MOA美術館

3期とも訪問したが、やはり山中常盤物語絵巻。
裸の常盤の場面が有名だが、牛若丸がその仇を討つ場面の描写が実に衝撃的。


10:セザンヌ パリとプロヴァンス
2012年3月28日~6月11日
国立新美術館

セザンヌ100%、ブランド美術館からの来日。
レベルの高い展覧会だが、今回もセザンヌ開眼には至らず。いつの日か開眼することを願ってランクイン。


<備考>
大阪で見たエル・グレコ展は2012年の対象とはせず、2013年の対象とします。


2013年は、エル・グレコ、ラファエロ、貴婦人と一角獣、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロと超ビッグネームが予定されている。
西洋美術の中世・ルネッサンス期のものだけあげたが、それ以外にもいろいろあるだろう。
2013年も素敵な展覧会に多数出会えることを期待してします。



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