東京でカラヴァッジョ 日記

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特集「養生と医学」 - 2015年7月の東京国立博物館 総合文化展

2015年07月25日 | 東博総合文化展

特集:養生と医学
2015年7月7日~8月30日
本館15室

 

  エジプト美術展鑑賞後、総合文化展を歩く。

  1階15室で開催中の「特集:養生と医学」を面白く見る。

 

重文 銅人形 
岩田伝兵衛作、1662年

  金属の網の内部の骨格や内蔵の様子が見えるのが特徴とのこと。

 


国宝 医心方 巻第22 婦人部
丹波康頼編、江戸時代・17世紀

  984年に隋・唐の医書を参照して著されたもの。全30巻。平安時代(12世紀)の写本が残るが、唯一挿絵のある第22巻は江戸時代に流出し、写本で補われている。


麻疹食物善悪鏡
1862年

  麻疹が流行した1862年に出版された「見立て番付」。
食べてよろしき物に「犀角(サイの角)、たくあん漬、黒豆、ながいも」など、悪しき物に「魚鳥獣、貝類、麵類、酒、餅、きゅうり」などをあげ、湯茶を飲むことも禁じている。

 

 

以上の3点を含め計29点の展示。変わりもの展示を期待して訪問した、昨年の国立科学博物館の「医は仁術」展を思い出す。



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