工学博士課程まで行きたい希望者が少ない日本で有る、上に行くほど生活が苦しくなる一面は有る、奨学金の支払いを考えたら向上心を阻む傾向に有る、学部だけでも300万円位の残が有ったりすれば博士課程までなんて無理なことは分かる、何より日本では製造系の会社でも社長の経歴が何代も文系だったりすれば、意欲が向上しない、この点がドイツや韓国とでも差が出ている、工学博士の地位や給料も優遇されている、日本ではこれに関して、自慢にもならない状態で、どちらかと言えば悲惨だ、日本は技術や製造を支えているのは高専卒の人が居るから、持っている状態だ、彼らが居なかったらより悲劇を受けないといけないくらいに技術分野の評価は低いままで有ろう、と想像する。
数字として表れている、人口100万人あたりの博士号取得者は米国(18年度)が281人、韓国(20年度)が312人、いずれも2001年度の2倍を超えている、日本は19年度で120人、2001年度で127人と減っている。表向き高度人材輩出と言いながら、実態は不安が先行していて「進学すると生活の経済的見通しが立たない」38.4%が答えている、そして借金を残すより社会に出て仕事がしたいと(50.9%)と高い実態が有る、これに対して政府側は産業。界への採用増や処遇改善を求めるとか、年収が一定額に達するまで返済を猶予するとか「出世払い」型の奨学金を24年秋に修士課程で導入する方針だ。
東京には余りにも多くの大学が集まり過ぎている、これを解消する為に郊外型キャンパスを推奨して多くが創設されたが、今は逆に都心部への回帰が起こっている、学生を集めるには都心が良いとかアルバイトに行きやすい等の理由が多い、花の東京に出てきたのが郊外での暮らしを受け入れられないと軽く思っている学生が多いのと、親が甘いから郊外でなく都心に近い所でのアパート生活を許している。
半面米国では圧倒的に郊外型や地方都市に有名大学は多い、NY州のマンハッタンには法科系の大学院は有っても、学部はない、歴史の有る数校だけ、ロスアンゼルスも都心になくUCLAは郊外だ、ハーバードやMITはボストンに有るが都市規模は大きくはない。この様に勉強する場は郊外か地方都市が定番なのがアメリカで日本の様に東京志向はない、これがそもそも日本人のチャラチャラ感を創り出している。