各国EV化が一時よりは積極的でない、昨年から熱は冷めているが開発中止とか廃止と言った国は無いが、遅らせると言った国は有る。先行投資が必要でGS=ガソリンスタンドは100年の歴史が有るので、これに追い付くのは容易ではない、大気汚染は自動車が全てではないが、自動車が普及した国では大変な汚染状態で有った、内燃機の開発にも莫大な投資と時間が掛かった訳で、多くのユーザーは便利さに慣れている。 トヨタとか日本車はEV化に遅れていると大変なパッシングを受けたが、昨年来その事は聞かれなくなった、と言うよりもハイブリッド(HV)車には各国シフトし始めた、トヨタ等日本車が得意としているから日本車の売れ行きは良い、そこで世界はどうするかだ、EVへの投資は莫大で有るが、ユーザーはEVの不便さとか、寒い地域では不評だ、そして何より全てを電気化したら、原子力発電を増やさないと電気を賄いきれないと分かった様子だ、リチュームイオン電池は発火の危険性が有り、燃えだしたら消火に時間が掛かる、水を掛けても消えないとなれば電池切れとなるまで、事実上消火できないから、駐車場で発火したらその建物も燃やすしかない、損失が拡大するのだ、数ヵ月前にはオランダ?からの自動車運搬船が電池からの出火が起こった、大小の発火でユーザーも火災の危険性に気が付いた。最近では米国のフォード社が2030年までにガソリン車の全てをハイブリッド車にすると発表した。
これには米国政府の排ガス規制の見直しが影響している、EVに集中してきた戦略を修正すると、背景に有るのがEV車の採算悪化が有る、フォードの23年12月期のEV事業のEBIT(利払い、税引き前利益)は約47億ドル(約7100億円)の赤字だった。
ゼネラルモーターズGM)も一部工場で電動トラックの生産を遅らせる、米国ではEVに比べて安く、使い勝手の良いHVが見直されている。2月のHV販売台数は約10万6千台と前年同月比で54%増えた。 消費者を引き付けるのはEVに比べた値ごろ感だ。テスラのSUVのEV(モデルY)は約4万4990ドルからだが、トヨタのSUVのHV(RAV4)約3万1725ドルからで有る。値引きは有るだろうが定価で1万3千ドルも違えばEV車は買わない、それに充電インフラが不要だからも評価が良い、航続距離が150kmのEV車は充電でも30分は掛かる、コストパーフォーマンスが遥かに良いのが消費者は選びやすい。
トヨタは売り上げが絶好調だ、ホンダも良い。欧州でもEV車は売り上げにブレーキが掛かった、2023年7月以降の販売数は下降傾向で、自動車王国ドィツもEV車の見直しが起こっている、HV等にウエイトを置いている、フランスも日産との合弁でEV車の生産がストップ状態だ。 散々日本車にケチを付けていた欧州だが、売り上げが伸びないではEV車を前面には出せない、大気汚染は工場からの量が多いから、この点では大幅な見直しは必要で有ろう、自動車でなく市電を走らす国も有る、普段は車に乗らない生活しているからではないが、東京も都電が走っていたが、今は荒川方面だけだ、電車内は結構混雑しているので、地域住民には喜ばれている様だ。海外でも大きな市ではないが市電に切り替えた市は有るので、電車が走る風景が個人的には好きだ。