何とも気の毒な国が日本です。戦後はアメリカが助けてくれて経済は活況したかに見えたが、何のことは無い、それはバブルで有って、お金が回る仕組みにはなったが、あくまでも1次的な現象で有って永続性は無い、日本の不動産価格でならアメリカが買えるとか言う、おバカさんが沢山いた、短いイカレタ時期が有った.。実態に合わないバブル現象を起こして、それにノンキニ乗っかっていた、哀れな経済人で有り、政府でも有った。
問題はその後なんだが余りにもバブルが奥深くて抜け出せない、抜け出す方法も知らなかった、結果失われた30年と成り、中国が大変自信を付けた、そして多くの資源の中で、レアアースが見付かった、これに依り先端技術に応用できることを知った、追い付け追い越せのポリシーに従えば、かなりの分野で優勢で有る事は分かった、その手段は外資に来て貰うことで目途が立つ、主に協力したのが日本とドイツです。政府間では日本は劣勢で有ったが、経団連と企業とが積極的に進出したが、中には行き過ぎと思われる分野まで出てしまった、産業の空洞化が国内に有り、事業部ごと中国に売ってしまえとなる、当然国内に製造拠点がないから、関連分野とか半導体も中国に頼る体質に変わった、そんなノンキな事で経営は出来ない、取り合えず物が流れていれば安心したで有ろうが、この間に中国では、自前で造れるとなって、会社事買収には日本は応じなくても、ドイツは応じてくれた。その為にメルケルは毎年中国に出掛けM%A を受ける側に成って、多くのドイツ企業が買収された。国内に於いて多くの疑問が生まれる、ドイツは次々に産業を生み出す構造にはなってない、じっくり育てて大きくするのを得意としている、中国は一帯一路で欧州、特にドイツとの関係は前向きで有った、列車は欧州に繋がっているから、得意な雑貨系で欧州は攻められる、偽物造りではブランドイメージが高い、イタリアを責める、人も企業もイタリアに向かった、今多くの欧州ブランドの偽物はデザインを盗んで、中国発となっている、出来栄えは精巧だから国に依っては税関をパスしてしまう。
何とも憎い国で有るが、14億人を食べさせる為なら何でもするのが中国、偽物を取り上げられても次のを売り出せば良いから平気だ、遅延するのは不味いから何処かで造り出す構造は彼らにとっては簡単な作業でしかない。 出来ない物は無い位に自信を持っているから厄介だ、しかし、国としてゼロコロナ政策を優先している、1000万以上の都市を封鎖してしまう、こんな事資本主義社会では考えられないが、中国は行う、しかし経済が回らなくなっている部分は有る、売品供給に於いてサプライチェーンでないと完成品が出来上がらない、中国メーカーだけなら彼らの自己責任にすれば良いが、海外資本にも影響している、これでは中国への進出のメリットがない、人が余り出している、優秀な人材なら国外での要求に答えられるが、人数は少なくて良いから、中国政府の大勢は叶わない。
今アジアでも優秀な人材の取り合いが起こっている、30才代までで工学系博士なら、かなりの高額でスカウトに掛かる、シンガポールなんか月給300万円以上で募集中だ。 インテルは今や先端半導体が造れない会社になってしまった。長年の研究開発をしなかったツケが回って来た、台湾と韓国にも負けている、バイデンの号令で国内に大きな半導体工場の建設がスタートする、投下資本が莫大だからインテル1社だけでは資金が足りないと、カナダの投資会社に49%を売却して資金をひねり出す、アリゾナ工場の初期投資は300億ドルで、これは約4兆1500億円で、簡単には半導体工場なんか造れない、ドイツにも建築中で、今後に於いては1工場当たり長期的には10数兆円は投資されるで有ろうと言われている、半導体製造になると高額な資本投下が必要で、ライバル社のAMDは設計に特化している、製造は外部委託として実を結びつつ有る。
日本で熊本の工場は、先端を争わない精度の低い半導体で、自動車向けと、ソニーの画像向けが中心だ。日々の開発を怠ると追い付くには簡単でない、1980年代後半には世界の半分は日本製で有ったが、少しでもて手を抜くと簡単に追い越されていく産業だ。これを取り戻せたら良いが、余りにも差が出てしまった。