政治が機能しなかったし、経済も国内には飛躍する材料が無かった訳ではないが、資産の投入、人材の登用が行われなかったし、そのやり方の方法論が間違っていただろうと思われる、余りにも巨額なバブルを引き起こした政府と産業界が修復の仕方を知らなかったから、負債だけは増えて行く、不味い状況下で有ったが抜け出せないでシュリンク状態で有った、シュリンクは萎縮する意味だから、日本の大企業は間違いなくシュリンク状態で有ったのは事実だ、不良債券の山が幾つも出来てしまつた。
かっての日本を真似ねて居るのが中国で国民数より多いアパートを建設させた自治体の責任は政府に有る、それらは通常「鬼城」と言われゴーストタウン化している、中国は資産を不動産で持つ傾向に有るので、これが異常に高いのが特徴で有る。
日本が造った不良債権を遥かに超える額で有る、「負債」で有るから中国のGDPに対する企業負債は158％で、G7の平均は98％と言われている、中国経済のGDPで約3割は不動産関係だから大きな数字で有る、既に大手不動産会社がデフォルト（破産）しているから、中国が国として機能しなくなっている。日本は中国との経済関係は諸外国より高く10％を超えている、よつて日本の経済に与えるショックは大きくなる、結果日本も不景気になる構図だ、進出していた日本企業の撤退は数年前から始まっていたが、実は出遅れていたので企業実績は悪い、三菱自動車が撤と決めたのは数日前だ、大きな生産設備を持つ企業ほど負債額は増える。
中国向け企業の損失額は全体に大きくなっているから、年末から来年にかけて業績の悪い企業が現れて来る。日本で普通の収入では家は買えなくなっている、数年前から購入検討していた予定者は、急激に高くなっているから買えないと、実感しているだろう、日本は中国ショックを受けるから平均的な国民には辛い年が数年は続くだろうと思う、地方都市なら買えるが、東京の郊外でも広さが70㎡以上のアパートは買える価格ではない。しかし日本の物価は高くなっているが、欧米からすると割安なのだと言えるのが今観光で来日している旅行者が感じる実感なのだ。
特に欧州の食事代は20年位前でもかなり割高感が有った、為替が1ドル150円位の円安だから余計に彼らは安い買い物が出来る事だと思って居る、楽しいに違いない。
海外に行かなくなって10年位経つが、新聞に記載されている海外旅行代金では行けないと思って居る、格安旅行の専門旅人で有ったが、今は驚きの金額だ。
日本の貧乏は当たり前に時代となるだろう、人口が約４千万人も少ないドイツがGDPでは日本を抜いた、インドがもう直ぐ抜くだろう、その次に来るのがインドネシアだろう、そして韓国には瞬間的に抜かれたが、これからは落ちて行く国だ、こうして日本は次々にランクを落としている。第一に政治が駄目だからで有る。
今高校生以下の子供を持つ家庭は、進学を東京にするのではなく、今暮らしている県内か地方都市の国立か県立大学を狙うのが賢明だ。東京にだしてチャラチャラ遊んでいる場合ではない、自然現象として他国に追い付かれ追い越されていく国が日本と思えだ、これはこの20年の歴史が教えてくれている。
地方にある企業が今は零細・小企業でもアイデアや有望な取引先を見付ければチャンスは有る、国内企業でなくても勢いのある企業が海外に生まれる、日本人の意識改革は時間が掛かるので、気が付いた時は遅いかもしれない、よって英語教育だけは確実に行う事、職場は海外になる事も視野に入れる、これ位しないと日本は勝てない国になってしまう、確実にそうなる事は数年後に分かる。
アメリカにはGAFAMと言うキーワードが有る、株高で資産を増やした企業で、Gはグーグル、Aはアップルコンピュータ、Fはフェースブックで今はメタと社名を変えた、Aはアマゾン、Mはマイクロソフトだ、これらの企業は日本のトヨタ自動車よりも数倍以上の資産を持つ会社で、アップルとマイクロソフトは半世紀前から有る会社だがその他は20年とか25年で世界を制覇した会社だ。
