こんにちは、東京都練馬区のブロッサム東京行政書士事務所の女性行政書士の鈴木正子です。
ハラル・ジャパン協会の「ハラルマーケット視察ツアー」に参加しました。
小田急線の代々木上原駅から徒歩で5分。
アジアで最も美しいと言われる東京ジャーミイを見てきました。
イスラム教の礼拝堂のことで、日本ではモスクで聞き慣れていますが、現地ではマスジドという呼び方が一般的だそうです。
施工はゼネコンの鹿島建設、材料はトルコからの取り寄せ、オスマントルコ様式。
鉛筆のような塔は「ミナレット」という呼び名です。
外観からの景色も素晴らしいですが、礼拝所の天井や壁は見たことのない美しさでした。
男女別で礼拝する理由は、間違いを起こさないため。
東京ジャーミイは、トルコ共和国大使館の所属です。
1917年のロシア革命によりタタール人の遊牧民が日本に逃げ、1938年に東京ジャーミイが建てられました。
礼拝に訪れるのはトルコ人より、意外にもアジアのイスラム教徒が多いそうです。
日本のイスラム教徒は1万人。
日本で生活する外国人ムスリムにとって不便なことは、食品表示が日本語のみということ。
世界標準は、何カ国かの言語表示があるそうです。
当たり前に思っていたことが、外国の方にとって不便だったのですね。
午後からは浅草。
「ムスリム観光客対応セミナー」
ムスリム(イスラム教徒)の視察はシンガポールがおすすめだそうです。
リオオリンピックでは、1日あたり8000食のハラール食を用意したが全く足りなかった。
理由は、ムスリム以外が健康食として食べていたのが原因。
日本でハラール対応をしている、すし賢さんでハラール食をいただいてみました。
味気ないものなのかと思いましたが、通常、わたしたち日本人が食べるものと変わりはありませんでした。
ハラール認証をご存知ですか。
イスラム教に則った安全な食品ですというお墨付きマークをつけることができる認証。
近頃は食品に限らず、化粧品もあるとか。
世界では認証機関は国に1つです。
ところが、日本では認証機関が30件余り。
理由は憲法の政教分離の考えから、国は口をはさまないスタンスをとっているからです。
台東区はムスリム先進自治体です。
ハラール認証のための補助金を出し、ムスリムに台東区に訪れてもらうという作戦。
まさにインバウンドですね。
国は外国人観光客に力を入れていますが、世界人口の1/3いるムスリムの対応がまだまだ整備されていない現状があります。
オリンピックに向け、東京はどのように変化するのでしょうか。
東京都練馬区の女性行政書士 ブロッサム東京行政書士事務所 行政書士 鈴木正子
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