己に素直に、思うままに!!

浅学菲才を恥じることなく、思う事を飾らずに綴ります。

書評 「人生逆戻りツアー」

2013-09-15 23:32:28 | 日記

心が温かくなり勇気の湧く本!! ・・・

人生逆戻りツアー/泉ウタマロ(本感想)     2011-11-07 22:16:58 | 本感想

とても軽妙なタッチでコミカルすぎるほどコミカルな部分もあるのに、グッと深いことを言ってる。その入りやすさと奥深さの両方で、笑ったりホロッとしたりしているうちにあっという間に読了。

人間誰しも「あの時ああしていたら」「こんなはずじゃなかった」「自分にも夢があったのに…」などと思うことがあるだろう。一度でもある人は、多分とても共感できるし、考えさせられると思う。逆に、自分はこの人生で100%満足!という方は読む必要ないかもです。^^

あるスーパーの店員をしている60代の男があっけなく死んでしまう。死んでしまうところから始まる話。死んだ彼は自分の3人の守護天使と会い、人生を逆回しに振り返る旅に出る。…という荒唐無稽な話ではあるのだけど、随所に出てくるまるで格言のような言葉が本当に心に沁みる。

( 中 略 )

この主人公は、死んでしまってから魂の世界で自分の人生を一つ一つ検証していき、最後には変な神様(おかまです!笑)に直接話を聞いて、学んでいく。次に生まれる時には記憶はなくなってしまうのだけど、ほんの少しずつ前世よりも進歩できるのでは?と思わせてくれる。

そうは言っても、誰もが好きなことを職業にして、しかもそれが人をも幸せにできるとか、そう単純にできていないのが人生…ってことは分かっている。

でも、あっという間に歳を重ねてきてしまって、なんとなく人生尻すぼみ的な感じになっていた今日この頃、たまたまこの本と出会った今、キラキラ輝く方との新しい出会いや頑張っている懐かしい人との再会が重なり、私もまだまだこれからやらなきゃ!と思えた。

以上、 http://blog.goo.ne.jp/yuyuhirorin/e/405b09c2ef6049412932ba1a851eaceb より

 他の書評にもありますが、かなりの人が一気に読み終えたと言っています。しかし私は、これを読み終わるのに難儀しました。「あれっ?」と思うところが多々ありました。その一つが、50ページの「583回目の過去生と私」です。

なぜ「583回目」なのでしょうか。また、「過去生と私」というのもよくわかりません(「583回目」の「過去生と私」なのか、それとも「583回目の過去生」と「私」なのか・・・。そもそも私は、「過去生」という言葉を知りませんでした)。

主人公は64歳で亡くなりました。この64年の人生とその「583」という数字はどう関係するのかというのが私はわかりません。583÷64=9.1・・・(?) 「その数字に意味はない。単なる語呂合わせ」と言う人もいます。さっぱりわかりません。

141ページには「おそらく天使の名はウリエルであろう」とあります。主人公がそう言っているのですが、なぜ「おそらく」なのかということについてまったく言及ありません。また、「ウリエル」という天使(の名前)はここで初めて出てきます。しかし、ウリエルはストーリー展開に何も関与していません。どうしてそういうストーリーに無関係な天使が出てくる必要があるのかと思います。まったく理解できません。

同書を読んで感動したという人にぜひ聞いてみたいと思います。「あなたは何も疑問は抱きませんでしたか」。あるいは、「あなたの感動は本物ですか」と。(怒られるかな……)