気ちがい河馬さんの日記

精神病院に通院しつつ、障害年金ではとても食えないので、深夜に「ギャオ^スー」と雄叫びを発し河馬に変身し大和川の草食らう

鬼の柏木PSW、仏の柏木PSW

2014-05-27 10:10:52 | 日記
まず第一に上げなければならないのは相談室長であった(この3月末まで)柏木一恵さんである。院内の患者さんたちの評価では、「鬼の柏木、仏の柏木」と呼ばれている。

経済破綻して柏木さんのところへ泣きつく者もいるし、悪さをしておまわりさんの世話になる連中もいる。彼女自身も自分の持つ患者さんたちは「どうしてこんなに濃い人たちばかりなのでしょうね」と嘆いている。僕なんか「柏木さん」と呼び気軽に話を聞いてもらえている。

ありがたい存在だ。

柏木PSWが僕の担当になってもらってから20数年になる。「きちがい河馬」のことも何もかも知られているから、さすが、獰猛な「きちがい河馬さん」も頭が上がらない。

思い返せば、30数年前、はじめてお世話になった折の印象は初々しくも、可愛い、大学ぽっと出の世間知らずのお嬢ちゃんだった。それが今や鬼神も恐れる存在。天下の浅香山病院の相談室で院政をひいている。怖いおばさんになってしまった。

歌の文句じゃないけれど、「こんな女に誰がした?」。「結論は患者がした」。

柏木さんは、定年した模様だが役職は外れたものの今でも以前同様お昼のお弁当を食べながら電話の対応に追われていて、忙しい人だ。

アニマル河馬さんなんか本来近づける存在ではない。院内の相談室長という肩書は取れたが、そんなこととは関係なく多くの患者が柏木さんのお世話にいまだなっている。風のうわさに聞くと日本精神保健福祉士協会の会長をやっているらしい。とっても偉いのだ。